第77回日本選手権競輪

第77回日本選手権[[競輪]]の詳細

2023年5月2日から7日にかけて、平塚[[競輪場]]を舞台に第77回日本選手権[[競輪]]が開催されました。この大会は、競輪界最高峰のGIレースとして、多くのファンから注目を集めました。優勝賞金は、副賞を含めて過去最高の8,600万円という高額に設定され、選手のモチベーションを高めました。

決勝戦の模様

決勝戦は、5月7日に行われ、雨と風が吹く中でのレースとなりました。レースは、中四国ラインの犬伏選手が先行し、最終バック手前から清水選手が番手捲りを仕掛けました。その後、香川選手、そして単騎の山口選手が続きました。最終第2センターで、山口選手はインコースから佐藤選手に張られそうになりますが、イエローライン内側を踏み進み、ゴール前で清水選手を差し切り、見事優勝を果たしました。

大会トピックス

平塚[[競輪場]]でのGI開催: 平塚[[競輪場]]でのGI開催は、2018年の第72回日本選手権[[競輪]]以来、5年ぶり6回目となりました。
入場制限の撤廃: 4年ぶりに入場制限が設けられず、多くのファンが会場を訪れました。ただし、特別観覧席とロイヤル席は、事前にインターネットでチケットを購入した人のみが入場可能でした。
賞金の大幅増額: 優勝賞金は前回大会より763万円増額され、過去最高の8,600万円となりました。
ガールズケイリンコレクションの変更: 3日目に開催されていたガールズケイリンコレクションは、本年をもって取りやめとなり、2024年以降はオールガールズクラシックに移行されました。
地上波中継: 日本テレビ系列で決勝戦の模様が中継されました。中継では、バンク内に設置された121台のカメラによる自由視点映像も放映され、臨場感あふれる映像が提供されました。
売上目標未達: シリーズ全体での売上目標は155億円でしたが、総売上は142億6391万0600円となり、目標額を下回りました。
S級S班選手の欠場: S級S班の9選手のうち、平原康多選手が怪我のため欠場し、全選手が揃うことはありませんでした。平原選手の欠場に伴い、岩本俊介選手が初日特選に繰り上がりました。
記録達成者: 小倉竜二選手が日本選手権[[競輪]]連続26回出場を達成し、鈴木誠選手、西川親幸選手、伏見俊昭選手と並び、連続出場タイ記録を樹立しました。また、諸橋愛選手と中村浩士選手が日本選手権[[競輪]]連続20回出場を達成し、表彰されました。
山崎芳仁選手の敗退: グランドスラム達成が期待されていた山崎芳仁選手は、2日目の一次予選で敗退しました。
GI初優出選手: 和田圭選手、山口拳矢選手、犬伏湧也選手がGI初優出を果たしました。
山口拳矢選手の快挙: 山口拳矢選手が、GI初優出初優勝を達成しました。また、父である山口幸二選手も過去にGIを制覇しており、史上3組目の父子GI制覇となりました。年末のグランプリにも出場し、史上初の父子S級S班在籍となりました。

レースデータ

誘導員: 白戸淳太郎（神奈川）
配当金額: (複式) / (単式)

売上詳細

本場: 4億9873万6200円
場外: 57億4206万0200円
電話・インターネット投票: 80億2311万4200円
計: 142億6391万0600円

その他

選手入場時の選手名読み上げは伊津野亮さんが担当。
* 選手入場曲は、ガールズケイリンコレクションでは『FLY』（ALLY&DIAZ feat.MINMI&SATOSHI from 山嵐）を使用。



この大会は、記録とドラマに彩られた、記憶に残る大会となりました。

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