米倉知

地方競馬騎手・米倉知の輝かしいキャリア

1975年生まれの米倉知騎手は、地方競馬の金沢競馬場を拠点に活躍するベテラン騎手です。地方競馬教養センターを卒業後、1993年に金沢競馬場でデビュー。デビュー戦こそ6着に終わりましたが、それから間もなく初勝利を手にしました。

若手時代から頭角を現し、1995年には重賞競走である兼六賞デイリースポーツ杯をワイルドオフで制覇。この年はさらに2つの重賞競走を制し、一気に注目を集めました。その後もコンスタントに勝利を重ね、2003年には地方通算500勝を達成。さらに、2008年には6885戦目にして地方通算1000勝という大きな節目を迎えました。

米倉騎手の活躍は日本国内だけにとどまりません。2012年と2013年には南関東で期間限定の騎乗を行い、更なる経験を積みました。2016年には韓国の釜山慶南競馬場で期間限定騎乗を行い、重賞競走であるKNN杯を制覇。日本の枠にとらわれず、積極的に海外にも挑戦する姿勢を見せています。

2019年には、1500勝という大きな功績を達成。さらに同年にはシンガポールのクランジ競馬場で行われたGIシンガポールギニーにも騎乗するなど、国際的な舞台でも活躍しました。2020年にはトルコのヴェリエフェンディ競馬場で期間限定騎乗を行い、日本人初の快挙を達成。

2020年には所属厩舎を松野勝己厩舎から加藤和義厩舎に移籍。現在も金沢競馬場を主戦場として、数々の競走で活躍を続けています。

主な騎乗馬

米倉騎手は、数々の名馬に騎乗し勝利に導いてきました。その中でも特に記憶に残る馬を以下に挙げます。

ワイルドオフ (兼六賞デイリースポーツ杯優勝)
コーリンヨシツネ (ことじ賞優勝)
ハシルタイヨウ (アラブ3歳優駿優勝)
ジュリアナミハラ (読売レディス杯優勝)
ビンゴビクトリー (北日本新聞杯優勝)
ウインテル (いぬ鷲賞優勝)
トキノセイコ (アラブ3歳優駿優勝)
ダイリンフラワ (アラブ3歳優駿優勝)
グレイスアッパー (北日本新聞杯優勝)
ツルギデンカ (サラブレッド大賞典優勝)
テイクファイヤー (いぬ鷲賞優勝)
メジャービクトリー (サラブレッドヤングチャンピオン優勝)
マトリックス (MRO金賞優勝)
エムザックローマン (北日本新聞杯優勝)
スマートパワー (北日本新聞杯優勝)
エムザックハーツ (北日本新聞杯優勝)
アルドラ (サラブレッド大賞典優勝)
フューチャースター (兼六園ジュニアカップ優勝)
ケージーアメリカン (白銀争覇優勝)
シオジスター (金沢プリンセスカップ優勝)
サノラブ (徽軫賞優勝)
サノサマー (利家盃優勝)
ボサノヴァ (金沢シンデレラカップ優勝)
ハリウッドスマイル (ノトキリシマ賞優勝)
* ソーラーフレア (金沢スプリングカップ優勝)

これらの馬たちとの数々の勝利は、米倉騎手の卓越した騎乗技術と、馬との深い信頼関係の証と言えるでしょう。

継続的な挑戦

長年に渡り第一線で活躍を続ける米倉騎手。国内での活躍はもちろんのこと、韓国やトルコなど海外での騎乗経験も積み重ね、常に新たな挑戦を続けています。これからも、彼の活躍から目が離せません。

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