米子運転所

米子運転区

米子運転区は、鳥取県米子市に位置する西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）山陰総合運輸所に所属する運転士の組織です。山陰総合運輸所が発足する以前は米子運転所として知られていました。

概要

米子運転所時代には1997年まで車両が配置されていましたが、現在は乗務員区所となっています。かつては様々な気動車や機関車、客車、貨車が配置され、山陰地方の鉄道輸送を支えていました。

乗務範囲

米子運転区の運転士は、以下の列車に乗務しています。

優等列車

特急「やくも」・「サンライズ出雲」: 岡山駅 - 出雲市駅間、出雲市駅 - 後藤総合車両所出雲支所間（回送）
特急「スーパーおき」・「スーパーまつかぜ」: 鳥取駅 - 出雲市駅間

普通列車

山陰本線: 鳥取駅 - 西出雲駅間
伯備線: 新見駅 - 伯耆大山駅間
境線: 全線

貨物列車

かつては米子支社管内の貨物列車の運行も担当していましたが、近年JR貨物へ運行が返還され、現在は貨物列車の乗務はありませんでした。

伯備線: 新見駅 - 伯耆大山駅間
山陰本線: 伯耆大山駅 - 米子駅間

略号

配置車両の車体には、米子支社の略号である「米」と、米子の電報略号である「ヨナ」を組み合わせた「米ヨナ」という略号が記されていました。

過去の配置車両

米子運転所（米子機関区）には、かつて以下のような車両が配置されていました。

気動車

キハ181系
キハ58系（ふれあいSUN-IN・ほのぼのSUN-INを含む）
キハ10系
キハ20系
キハ55系
キハ35系
キハ45系
キハ40形・キハ47形
キハ33形
キハ391系

ディーゼル機関車

DF50形
DD51形
DD54形
DD16形
DE10形
DE15形

貨車

ホキ800形
チキ6000形
ヨ8000形
ソ100形
キ100形

客車

20系
12系
50系
35系
43系
60系
10系
スエ71形

歴史

米子運転区は、以下のような歴史を辿ってきました。

1902年（明治35年）10月17日：米子機関庫を創設。当初はバラック建てでしたが、後に煉瓦造りの車庫に建て替えられました。
1912年（明治45年）6月1日：米子機関庫出雲今市分庫を開設。
1932年（昭和7年）12月18日：米子機関庫出雲三成分庫を開設。
1934年（昭和9年）8月1日：米子機関庫木次分庫を開設。
1936年（昭和11年）9月1日：米子機関区、米子機関区出雲今市支区、同出雲三成支区及び同木次支区に改称。
1937年（昭和12年）12月：米子機関区木次支区が木次機関区に独立し、米子機関区出雲三成支区は廃止。
1957年（昭和27年）4月1日：米子機関区出雲今市支区を米子機関区出雲支区に改称。
1985年（昭和60年）3月14日：米子機関区出雲支区を米子機関区出雲派出所に改称。
1986年（昭和61年）3月3日：米子機関区出雲派出所を出雲電車区・米子客貨車区出雲派出所と統合し、出雲運転区として分離独立。
1987年（昭和62年）3月1日：米子機関区と米子客貨車区の旅客車部門及び米子車掌区を米子運転所に統合。米子客貨車区の貨車部門は岡山機関区米子派出となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、米子運転所は西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）の所属となる。岡山機関区米子派出は日本貨物[[鉄道]]（JR貨物）の所属となる。
1997年（平成9年）3月8日：検修部門が後藤工場と統合して後藤総合車両所になり、米子運転所は乗務員区所になる。

参考文献

『JR気動車客車情報 '87年版』ジェー・アール・アール、1987年。

関連項目

日本の車両基地一覧

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