糸魚川地域鉄道部

糸魚川地域鉄道部

糸魚川地域鉄道部は、かつて新潟県糸魚川市に存在した西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）の地域鉄道部の一つです。

概要

JR西日本は、ローカル線の活性化と効率的な鉄道運営を目指し、1990年6月1日から支線区を中心に鉄道部制度を導入しました。1995年10月1日からは幹線系の地域にもこの制度を拡大し、地域鉄道部として地域の特性に応じた業務を展開しました。

糸魚川地域鉄道部は糸魚川駅構内に拠点を置き、主に新潟県糸魚川地区の鉄道運営を担っていました。組織としては金沢支社の管轄下にありました。

管轄路線

2024年3月16日時点での管轄路線は以下の通りです。

大糸線：糸魚川駅 - 南小谷駅間（ただし、南小谷駅は東日本旅客[[鉄道長野支社]]の管轄）

配置車両

糸魚川地域鉄道部には配置車両はなく、富山地域[[鉄道部]]の車両が使用されていました。

乗務範囲

糸魚川地域鉄道部に所属する乗務員は、糸魚川運転センターに所属していました。

歴史

糸魚川地域鉄道部は、その前身となる組織を含め、以下のような歴史を辿っています。

1912年（大正元年）12月16日：糸魚川機関区が発足。
年月日不明：直江津車掌区糸魚川派出として発足。
1950年（昭和25年）7月1日：所管鉄道局変更に伴い、富山車掌区糸魚川派出に改称。
1985年（昭和60年）3月14日：富山車掌区糸魚川派出が廃止。糸魚川駅乗務員が配置される。
1986年（昭和61年）：糸魚川機関区が富山貨車区糸魚川支区を統合。
1987年（昭和62年）
3月1日：糸魚川機関区の旅客関係部門を分離し、糸魚川運転区として発足。直江津派出所は糸魚川運転区に継承。
4月1日：国鉄分割民営化により、糸魚川運転区は西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）の所属に、糸魚川機関区は日本貨物[[鉄道]]（JR貨物）の所属となる。
1989年（平成元年）3月11日：糸魚川運転区と糸魚川駅乗務員が統合され、糸魚川列車区が発足。糸魚川運転区直江津派出所は、糸魚川列車区に継承。
1995年（平成7年）10月1日：鉄道部制度に伴い、糸魚川地域鉄道部が発足。糸魚川列車区が統合され、直江津派出所は糸魚川地域鉄道部に継承。
2015年（平成27年）3月14日：北陸新[[幹線]]長野 - 金沢間の開業に伴い廃止。大糸線の管轄区間は北陸広域[[鉄道部]]に移管、北陸本線の管轄区間はえちごトキめき[[鉄道]]へ経営移管。

糸魚川地域鉄道部は、地域の鉄道運営を支える重要な役割を担っていましたが、北陸新[[幹線]]の延伸という時代の流れの中で、その役割を終えることとなりました。

関連項目

西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）
糸魚川駅
大糸線
北陸新[[幹線]]
* えちごトキめき[[鉄道]]

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