紀伊細川駅

紀伊細川駅（きいほそかわえき）

紀伊細川駅は、和歌山県伊都郡高野町大字細川に位置する南海電気鉄道高野線の駅です。標高363mの地点にあり、橋本駅との高低差は271mにもなります。駅番号はNK84。

歴史

1928年（昭和3年）6月18日：高野山電気鉄道が、高野下駅 - 神谷駅（現・紀伊神谷駅）間で開業した際に、細川駅として開設されました。
1930年（昭和5年）3月1日：紀伊細川駅に改称。
1947年（昭和22年）3月15日：社名変更に伴い、南海電気鉄道の駅となりました。
2000年（平成12年）10月：駅業務が子会社の南海ビルサービスに委託されました。
2009年（平成21年）2月6日：紀伊清水駅、学文路駅などと共に近代化産業遺産（高野山参詣関連遺産）に指定されました。
2012年（平成24年）4月1日：駅ナンバリングが導入され、使用が開始されました。
2017年（平成29年）10月22日 - 2018年（平成30年）3月30日：台風21号の影響で上古沢駅構内で道床流出が発生、高野下駅 - 極楽橋駅間が運転見合わせ。橋本駅 - 高野山駅間でバス代行輸送が実施されました。
2018年（平成30年）3月31日：上古沢駅構内の線路故障の復旧工事が完了し、始発から高野下駅 - 極楽橋駅間の運転が再開されました。
2023年（令和5年）10月10日：駅員巡回強化指定駅となり無人駅化。

駅構造

交換設備を備えた相対式ホーム2面2線の地平駅です。ホーム有効長は2扉車4両分。のりば番号は設定されていません。山岳地帯にあるため、ホームは傾斜面上に位置しています。

駅舎は難波方面ホーム側にあり、極楽橋方面行きホームへは構内踏切で連絡しています。

自動券売機は設置されておらず、乗車時には駅係員から乗車駅証明書を受け取り、下車駅で精算を行います。便所は水洗式です。ICカード対応の自動改札機が設置されています。

のりば

※実際には構内に上記のりば番号の表記はありませんが、スマートフォン向けアプリ「南海アプリ」では、下りが1番のりば、上りが2番のりばとされています。駅舎側が2番のりばです。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は17人です。南海の駅全体では100駅中96位、高野線の駅の中では42駅中40位となっています。

駅周辺

八坂神社分社：駅前から細川の集落全体を見渡せますが、高低差があります。
高野町立旧西細川小学校（2005年廃校）：校舎は現存し、NPOなどが利用しています。
駅周辺には自動販売機はありません。

隣の駅

南海電気鉄道

高野線
■観光列車「天空」：通過
■快速急行（高野山方面のみ運転）・■急行・■各停：上古沢駅 (NK83) - 紀伊細川駅 (NK84) - 紀伊神谷駅 (NK85)

脚注

出典

和歌山県公共交通機関等資料集
南海電気鉄道の1日平均利用客数

関連項目

日本の鉄道駅一覧
秘境駅

外部リンク

紀伊細川駅 - 南海電気鉄道

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