緑井 (広島市)

緑井（みどりい）

広島市安佐南区の緑井は、地名として一丁目から八丁目までが存在する地区です。郵便番号は731-0103で、安佐南郵便局が管轄しています。2010年11月30日現在では、緑井の人口は15,844人とされています。

地理

緑井は広島市安佐南区の東部に位置し、周囲には八木、川内、中須、大町東、毘沙門台、毘沙門台東と接しています。そのため、アクセスが非常に良い地域となっています。JR西日本の可部線には「緑井駅」があり、ここから多くの区間列車が発着します。また、山陽自動車道の広島インターチェンジも近くにあるため、車でも便利です。

緑井駅は、最初は単式ホームのみでしたが、需要の増加に伴い島式ホームへの拡張が行われました。この際に駅周辺で大規模な開発も進められ、商業施設や他のインフラが整備されました。しかし、緑井駅は可部線内では小規模な駅として知られています。駅周辺の各建物は、歩道橋を通じて繋がれており、利便性が向上しています。

歴史

緑井の歴史には、いくつかの重要な出来事が記録されています。1804年には八木用水の文書に緑井村での土砂災害（「山抜」）の記載が見られます。このような自然災害は地域に影響を与え、来るべき発展に対する警鐘ともなりました。また、2014年にはゲリラ豪雨による土砂災害が発生し、緑井8丁目では10軒ほどの住宅が土石流に飲まれ、高齢者5名が犠牲になりました。この惨事を受けて、災害対策として砂防堰堤の建設が始まりました。

施設

緑井には、多くの商業施設が揃っており、利便性が高まっています。代表的な施設には、ラクア緑井、フジグラン緑井、TOHOシネマズ緑井、コジマ×ビックカメラ広島インター緑井店などがあります。これらの施設は歩道橋で結ばれ、訪れる人々に便利なアクセスを提供しています。また、ドコモショップや広島銀行、もみじ銀行、広島信用金庫といった金融機関も充実しており、地域の経済の中心となっています。

教育面においては、広島市立緑井小学校が地域の子供たちに教育を提供しており、安定した学びの環境を築いています。

交通

緑井は交通の利便性も高いエリアです。鉄道は西日本旅客鉄道の可部線が利用可能で、大町駅、緑井駅、七軒茶屋駅を経由しています。

また、緑井ではバス網も発展しており、「緑井循環バス」が運行されています。南循環バスは緑井駅を起点にいくつかの重要な地区をカバーし、北循環バスも同様に、地域住民の移動を助けています。広電バスや広島交通の停留所もあり、アクセスは非常にスムーズです。

道路交通においては、国道54号が走っており、山陽自動車道の広島インターチェンジも近いため、自動車移動も容易です。

結論

緑井は、歴史的な背景や自然災害を乗り越えながら発展してきた地域です。交通の利便性や商業・教育施設の充実により、多くの住民が集まり、活気ある町として続いています。

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