群馬県道61号沼田水上線

群馬県道61号沼田水上線は、群馬県沼田市井土上町を起点とし、利根郡みなかみ町湯原を終点とする主要地方道です。この道路は、みなかみ町の主要な幹線道路として、沼田市とみなかみ町を直接結ぶ役割を担っています。

概要

起点である沼田市井土上町からみなかみ町後閑までは、国道17号の旧道を利用しており、みなかみ町の中心部を通過します。この区間には歩道が整備されている箇所も多く、地域住民の生活道路としての役割も果たしています。後閑からは、主に水上温泉へのアクセス道路として利用されており、カーブが少なく路面状態も良好なため、利根川の対岸を通る国道291号よりも交通量が多いのが特徴です。


沿線は上越線と並走しており、後閑駅、上牧駅、水上駅といった各駅前を通過します。上越新幹線の上毛高原駅へは、利根川の対岸にあるものの、群馬県道271号月夜野下牧線が本県道と上毛高原駅を直結しているため、鉄道の利用も比較的便利です。一方、月夜野ICのランプウェイが政所地区の上空を通過していますが、本県道と接続する出入り口がないため、関越自動車道へのアクセスはやや不便な点もあります。

かつて、みなかみ町上牧から同町川上までの区間は、「水上道路」として群馬県企業局が管理・運営する有料道路でした。料金所は、現在の「高日向下」バス停付近に設置されていましたが、現在は無料開放されています。

上牧以北の区間では、積雪対策として信号機が縦型に設置されているのも特徴です。

路線データ

起点：沼田市井土上町（井土上町交差点）
終点：利根郡みなかみ町湯原（水上支所前交差点）

歴史

1959年（昭和34年）9月18日：群馬県告示により、前身路線の一部である県道月夜野水上停車場線、後閑停車場後閑線、後閑停車場真庭線が廃止。
1993年（平成5年）5月11日：建設省（現在の国土交通省）により、県道沼田水上線が主要地方道に指定。

地理

通過する自治体以下の通りです。

沼田市
利根郡みなかみ町

交差する道路

国道291号（沼田市井土上町（井土上町交差点、起点））
群馬県道273号後閑羽場線（みなかみ町後閑・後閑交差点）
群馬県道271号月夜野下牧線（みなかみ町下牧・下牧交差点）
群馬県道265号道木佐山沼田線・群馬県道279号石倉上牧線（みなかみ町上牧・上牧交差点）
国道291号（みなかみ町川上・川上交差点）
国道291号（みなかみ町湯原・水上支所前交差点、終点）

群馬県道61号沼田水上線は、地域住民の生活を支えるとともに、観光客を水上温泉へと導く重要な役割を担っています。

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