能登演劇堂

能登演劇堂は、石川県七尾市に位置する劇場であり、その設立には、俳優・仲代達矢が主宰する劇団「無名塾」との深い関わりがあります。無名塾は1985年から毎年、石川県鹿島郡中島町（現在の七尾市）で合宿を行っており、この地との縁がきっかけとなり、1995年5月12日に能登演劇堂が開館しました。

劇場設備

能登演劇堂の舞台設計は、仲代達矢自身が監修しています。プロセニアム・アーチ型の舞台が特徴で、舞台後壁は日本で唯一の開閉式となっています。これにより、屋内舞台としてだけでなく、開放的な野外舞台としても使用できる点が大きな魅力です。このユニークな構造は、演劇表現の可能性を広げ、観客に多様な体験を提供しています。

主な公演

能登演劇堂では、開館以来、様々な演劇作品が上演されてきました。特に、長期にわたって繰り返し上演されるロングラン公演は、能登演劇堂の看板とも言える存在です。

いのちぼうにふろう物語（1997年、2004年）
ウィンザーの陽気な女房たち（2001年）
マクベス（2009年）
ロミオとジュリエット（2013年）
肝っ玉おっ母と子供たち（2017年）

これらの作品は、能登演劇堂の特色を活かした演出で、多くの観客を魅了してきました。

アクセス

能登演劇堂へのアクセスは、車と公共交通機関のいずれも利用可能です。

車: のと里山海道横田ICから約3分。
公共交通機関: のと鉄道能登中島駅から徒歩約20分。または、中島げんきバス「中島地区コミュニティセンター前」下車すぐ。

まとめ

能登演劇堂は、仲代達矢と無名塾の情熱が息づく、地域に根ざした劇場です。ユニークな舞台構造と、数々の名作上演を通じて、演劇文化の発展に貢献しています。能登を訪れる際には、ぜひ能登演劇堂で演劇鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

外部リンク

能登演劇堂 - 公式サイト
* 能登演劇堂 (@engekido) - X（旧Twitter）のURL)

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