花男 (アルバム)

エレファントカシマシのトリビュートアルバム『花男』は、彼らのデビュー15周年を記念して2003年3月19日にリリースされました。このアルバムは、日本の様々なジャンルのアーティストたちが、エレファントカシマシの名曲をそれぞれの個性を活かしてカバーした作品集となっています。

ジャケットには、漫画家・松本大洋の作品『花男』（小学館ビッグコミック）のイラストが使用されており、アルバムのタイトルと合わせて、独特の世界観を表現しています。

収録曲は以下の通りです。

1. so many people / POTSHOT
エレカシの23rdシングルを、POTSHOTがスカパンク風にアレンジ。
2. さらば青春 / HUSKING BEE
16thシングル「風に吹かれて」のカップリング曲を、HUSKING BEEがエモーショナルにカバー。
3. 孤独な太陽 / STANCE PUNKS
25thシングルを、STANCE PUNKSが持ち前のパンクロックサウンドで激しくカバー。
4. 孤独な旅人 / ストレイテナー
11thシングルを、ストレイテナーが独自の解釈で叙情的にカバー。
5. 浮雲男 (Takkyu's Japp Tekno ppopp Mix) / 石野卓球
4thシングルを、石野卓球がテクノポップにリミックス。
6. 星の砂 / DMBQ
アルバム「THE ELEPHANT KASHIMASHI」収録曲を、DMBQがノイジーでサイケデリックにカバー。
7. 男餓鬼道空っ風 / 怒髪天
アルバム「東京の空」収録曲を、怒髪天が熱く泥臭くカバー。
8. 遁世 (白昼夢ver.) / Syrup 16g
アルバム「生活」収録曲を、Syrup 16gが独特の浮遊感と切なさでカバー。五十嵐隆の自宅風呂場でレコーディングされたという逸話も。
9. 男は行く / KING BROTHERS
5thシングルを、KING BROTHERSがガレージロックサウンドでワイルドにカバー。
10. 星の降るような夜に / BAZRA
シングル「極楽大将生活賛歌」・アルバム「東京の空」収録曲を、BAZRAがオリエンタルな雰囲気でカバー。
11. 悲しみの果て / 銀杏BOYZ
* 10thシングルを、銀杏BOYZがエモーショナルにカバー。銀杏BOYZ名義としては初の音源であり、当初は峯田和伸のソロ名義でボーカルのみが収録された。

このトリビュートアルバムは、エレファントカシマシの楽曲の魅力を改めて認識させてくれるとともに、参加アーティストたちの個性的な解釈を楽しむことができる作品となっています。

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