若松町は、
鹿児島県薩摩
川内市の南西部に位置する町です。かつての
川内市の一部であり、郵便番号は895-0054です。
2020年10月1日時点での人口は89人、世帯数は43世帯と小規模なコミュニティを形成しています。町内全域で
住居表示が実施されており、
住所は整理されています。
地理
若松町は、薩摩
川内市の市街地に位置し、
川内川の支流である隈之城川の下流域に広がっています。周囲は西開聞町、宮里町、冷水町、
東開聞町、神田町といった町々に囲まれています。町の大部分は、第二次世界大戦後に策定された
戦災復興都市計画に基づき、
土地区画整理事業が行われました。これにより、かつて水田であった場所が住宅地へと変貌しました。薩摩
川内市役所に隣接しているため、公共施設が多く、川内文化ホールや薩摩
川内市消防局中央消防署南部分署などが所在しています。また、民間施設として北さつま農業協同組合川内総合支所、川内聖母幼稚園、川内カトリック教会などが町内にあります。
町名の由来
町名「若松町」は、この
地域がかつて向田町の小字「若松」であったことに由来します。分割される前の地名が、現在の町名に受け継がれています。
歴史
1965年(
昭和40年)
4月1日、向田町の一部で
住居表示に関する法律に基づく街区方式による
住居表示が実施され、若松町が誕生しました。この際、町名と地番が変更され、
川内市の新しい町として設置されました。その後、
2004年(平成16年)
10月12日、
川内市を含む周辺の町村が合併し、薩摩
川内市が発足しました。合併協議の結果、旧
川内市の町名は変更されず、若松町も薩摩
川内市の一部として現在に至っています。
人口
1995年以降の
国勢調査による人口推移は以下の通りです。
(データは省略。提供された情報に人口推移の表はなかったため)
施設
公共施設
川内文化ホール
薩摩
川内市民まちづくり公社
薩摩川内市消防局中央消防署南部分署
教育
川内聖母幼稚園
宗教
川内カトリック教会
学区
若松町に居住する児童・生徒が通う小・中学校は、薩摩川内市教育委員会によって定められた学区に従います。
(具体的な学校名や学区の情報は、提供された資料には含まれていませんでした)
交通
鉄道
町内には鉄道は通っておらず、最寄りの駅は川内駅です。
道路
主要地方道として、鹿児島県道43号川内串木野線が町内を通過しています。
参考文献
川内郷土史編さん委員会『
川内市史 下巻』
川内市、1980年。
角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。
関連項目
若松町 (曖昧さ回避)