若水絹子

若水絹子（わかみず きぬこ）

日本の女優。
1907年3月11日、東京府東京市神田区（現在の東京都千代田区）に生まれる。1968年12月1日没。

経歴

柳橋の芸妓だった頃、松竹創業者の大谷竹次郎に見出され、1928年、松竹下加茂撮影所に入社。

同年、林長二郎の相手役として『江戸育ち』で映画デビューを果たし、その後も『時雨笠』、『鳥辺山心中』、『月形半平太』など数々の作品で相手役を務め、人気を博しました。

1929年には、戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を映画化した『白野弁十郎』で月形竜之介と共演。1930年には、高田浩吉主演の『仇討破れ袴』、『若様奉行』にも出演しました。

1930年、松竹下加茂撮影所の小石栄一監督と結婚。

結婚を機に一旦は退社しましたが、1931年に松竹蒲田撮影所に再入社。
清水宏監督の『有憂華』で高田稔と共演しました。1932年には、澤蘭子、江川宇礼雄、飯塚敏子、富士龍子、大山健二らと共に準幹部に昇格し、同年公開された成瀬巳喜男監督の『蝕める春』ではヒロインを演じました。

その後は助演、脇役へとシフトし、様々な作品に出演。
1950年に松竹を退社し、1960年に引退しました。

彼女の出演作品は、時代劇、現代劇を問わず多岐にわたり、その演技力と美貌で観客を魅了しました。

主な出演映画

江戸育ち (1928)
時雨笠 (1928)
鳥辺山心中 (1928)
月形半平太 (1928)
白野弁十郎 (1929)
仇討破れ袴 (1930)
若様奉行 (1930)
有憂華 (1931)
蝕める春 (1932)

外部リンク

若水絹子 - allcinema
若水絹子 - 日本映画データベース
若水絹子 - KINENOTE
Kinuko Wakamizu - IMDb（英語）
若水絹子 - コトバンク
* Kinuko Wakamizu - TMDb

もう一度検索