茨城県道237号花室牛久線とは？意味をやさしく解説

茨城県道237号花室牛久線

茨城県道237号花室牛久線は、茨城県つくば市と牛久市を結ぶ全長約2.2kmの主要地方道です。この路線は、筑波研究学園都市の主要なアクセス道路としての役割を担っており、都市開発の進展とともに重要な道路となりました。

概要

本路線は、つくば市の学園東交差点を起点とし、牛久市の学園都市南入口交差点を終点としています。つくば市中心部では、土浦学園線の一部を構成し、片側3車線の幹線道路として整備されています。しかし、学園東交差点や学園西交差点では、左折専用レーンや右折レーンの混雑、路上駐車などが原因で渋滞が頻発し、交通事故も多発しています。学園西交差点以東は国道408号との重複区間であり、単独区間はつくば市中心部の約1kmに限定されています。

路線データ

起点：茨城県つくば市学園東交差点（土浦学園線・学園東大通り交点）
終点：茨城県牛久市猪子町810の1（国道6号交点＝学園都市南入口交差点）
総延長：2.217 km
重用延長：1.243 km
実延長：0.974 km

歴史

この路線は、筑波研究学園都市の建設に伴い、都市へのアクセス道路として整備されました。1972年 8月3日に県道花室牛久線として認定され、1977年9月に全線開通しました。その後、1995年の県道再編により、整理番号が237に変更され、現在に至ります。

年表

1972年 8月3日：県道花室牛久線（整理番号393）として認定、道路区域を新治郡桜村大字花室 - 稲敷郡牛久町大字猪子（延長10.6 km）に指定。
1977年 9月1日：筑波郡谷田部町大字榎戸（国道354号・榎戸交差点） - 稲敷郡牛久町大字猪子（国道6号・学園都市南入口交差点）が開通。
1979年 3月12日：筑波郡谷田部町大字東新井（学園西交差点） - 松代交差点 - 稲敷郡牛久町大字猪子（終点・国道6号）の区間で、両側歩道と片側車線植樹帯が整備供用開始。
1982年4月1日：学園西交差点 - 終点までの区間が、一般国道408号に指定され、重複区間となる。
1995年 3月30日：整理番号が393から237に変更。

路線状況

学園東交差点から松代交差点までの区間は6車線、それ以外は4車線で整備されています。学園東交差点と学園西交差点の主要2交差点では、左折専用レーンが設けられています。この道路は、筑波研究学園都市の南玄関口から中心部を横断する主要幹線道路であり、交通量が非常に多いのが特徴です。

また、つくば市竹園（学園東交差点） - 同市吾妻（学園西交差点）間は、災害時の緊急輸送道路としての機能維持のため、電柱の設置が制限されています。

通称

土浦学園通り：つくば市の学園東交差点から松代交差点までを指し、全線6車線です。学園西交差点から松代交差点までは国道408号との重複区間です。
牛久学園通り：つくば市松代の松代交差点から牛久市の学園都市南入口交差点までの国道408号との重複区間を指し、全線4車線です。

重複区間

国道408号（つくば市東新井学園西交差点 - 牛久市猪子町終点・学園都市南入口交差点）
茨城県道19号取手つくば線（つくば市東新井学園西交差点 - 同市松代松代交差点）
茨城県道123号土浦坂東線（つくば市東新井学園西交差点 - 同市松代松代交差点）

地理

通過する自治体

茨城県
つくば市
牛久市

交差する道路

茨城県道24号土浦境線・茨城県道55号土浦つくば線（つくば市竹園 / 吾妻起点・学園東交差点）
国道408号・茨城県道123号土浦坂東線・茨城県道244号妻木赤塚線（つくば市東新井/ 吾妻学園西交差点）
国道408号・茨城県道123号土浦坂東線（つくば市松代松代交差点）
国道354号（つくば市榎戸榎戸交差点）
国道6号牛久土浦バイパス（つくば市西大井大井北交差点）
茨城県道202号館野牛久線（牛久市猪子町はんの木台交差点）
国道6号（牛久市猪子町学園都市南入口交差点）

沿線

つくばセンタービル（つくば市吾妻1丁目）
つくば三井ビルディング（つくば市竹園1丁目）
つくばクレオスクエア（つくば市吾妻1丁目）
果樹研究所（つくば市藤本）
動物衛生研究所（つくば市観音台3丁目）
農業環境技術研究所（つくば市観音台3丁目）
理化学研究所つくば研究所（つくば市高野台3丁目）
畜産草地研究所（つくば市池の台）
森林総合研究所（つくば市松の里）
牛久愛和総合病院（牛久市猪子町）

脚注

茨城県土木部『茨城県道路現況調書令和2年3月1日現在』(https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/doiji/kanri/08date/documents/genkyou_20200331.pdf)

茨城県道237号花室牛久線