華以剛

華以剛（ホア・イィガン）

華以剛（か いごう、簡体字: 华以刚、拼音: Huá Yǐgāng、1949年4月2日 - ）は、中国の著名な囲碁棋士です。江蘇省出身で、中国囲棋協会に所属し、八段の段位を保持しています。長年にわたり、中国囲碁界の発展に尽力し、数々の重要な役職を歴任しました。

経歴

華以剛は11歳で体育学校に進学し、16歳で集中訓練隊に入りました。1974年には、日中囲碁交流の一環として来日し、日本の囲碁界との交流を深めました。国内棋戦では、1978年に全国囲棋個人戦で3位入賞、翌1979年には準優勝を飾るなど、その実力を示しました。1982年には、プロ棋士八段に認定されています。1996年には、超越杯元老戦で優勝を果たしました。

1986年からは中国囲碁チームの監督を務め、チームの強化に貢献しました。1992年には、中国囲棋協会の秘書長・副主席に就任。また、中国棋院囲碁部長・副院長として、1995年からの棋士ランキングの試行と1997年からの実施、1999年からの中国囲棋甲級リーグ戦の創設に尽力しました。これらの取り組みは、中国囲碁界の発展に大きく貢献しました。

2007年には、王汝南の後を継いで中国棋院院長に就任し、中国囲碁界のトップとして活躍しました。2009年に60歳の定年を迎え、院長を退任しました。

タイトル歴

超越杯元老戦 優勝（1996年）

その他の棋歴

国際棋戦

日中囲碁交流
1973年：×加藤正夫
1974年：5勝2敗（×橋本宇太郎）
1976年：0勝5敗2持碁（×菊池康郎、×小林光一、×本田邦久、×上村邦夫）
1978年：5勝2敗
1980年：2勝4敗（×工藤紀夫）
1983年：0勝3敗（×佐藤昌晴、×中村秀仁、×苑田勇一）

国内棋戦

全国囲棋個人戦
準優勝（1979年）
3位（1978年、1982年）
4位（1984年）
5位（1981年）
国手戦：4位（1987年）
* 新体育杯戦：リーグ5位（1991年）

華以剛は、棋士としての実績はもちろんのこと、中国囲碁界の発展に大きく貢献した人物として、高く評価されています。彼の功績は、中国囲碁界の歴史に深く刻まれています。

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