西可児駅

西可児駅の概要

西可児駅（にしかにえき）は、岐阜県可児市帷子新町に位置する名古屋鉄道の広見線の駅です。駅番号はHM03で、可児市の西端にあり、周辺にはいくつかの住宅団地があります。この駅は新可児駅と同等の乗降客数を誇り、すべての列車が当駅から新可児駅に向かう際に各駅に停車します。

駅の歴史

西可児駅の設立は昭和時代にさかのぼります。1925年4月24日に、愛岐駅、帷子駅、春里駅の3つの駅が開業しましたが、1949年には愛岐駅が無人駅として復活。1952年には帷子駅が無人化され、1967年に春里駅も同様に無人化されました。1969年3月16日には、これらの駅が統合され、現在の西可児駅が開業しました。当初は無人駅として機能しており、後に周辺地域へのアクセス向上に寄与しました。

1970年3月には複線化が完成し、1977年には高速停車駅に昇格しました。1980年には駅員が再配置され、駅舎も新設されました。その後1983年には特急停車駅に昇格し、1992年度には名鉄全駅中49位の乗降客数を記録しました。

駅構造

西可児駅は無人駅であり、集中管理システムが導入されています。2023年9月29日までは駅員が配置され、珍しいアナウンスが行われていましたが、現在は終日無人化されています。駅の構造は相対式ホームを持ち、2面2線の地上駅です。新可児寄りには跨線橋とエレベーターがあり、利用者の利便性が考慮されています。

改札口は2番線ホームの新可児寄りにあり、自動券売機や自動精算機も設置されています。トイレは改札口近くにあり、多目的トイレも完備されています。利用者にとって便利な施設が整っています。

利用状況

西可児駅は、多くの利用者に親しまれている駅です。2013年度の1日平均乗降人員は5,085人で、広見線では2位の数字を記録しています。乗客数は順調に増加し、可児地域の交通の要所となっています。

周辺施設

駅周辺には、パレマルシェ西可児、バロー西可児店、三洋堂書店などの商業施設があります。また、いくつかの銀行やドラッグストアも徒歩圏内に位置しています。公共交通機関も充実しており、東濃鉄道バスが多数の路線を運行しています。特に、長坂団地や愛岐ヶ丘へ向かうバスが多く、地域住民にとって便利な交通手段となっています。

岐阜医療科学大学の可児キャンパスへも徒歩15分でアクセスでき、駅前からは無料のスクールバスも利用可能です。バス路線が整備されており、地域とのアクセスの良さも魅力の一つです。

隣接駅

西可児駅の隣は善師野駅と可児川駅で、名古屋鉄道の広見線を交通手段として利用することができます。特急や普通列車が運行されており、利便性の高い交通インフラが整っています。

まとめ

西可児駅は、可児市の住宅団地に位置し、多くの利用者に支持される名古屋鉄道の重要な駅です。周囲の商業施設や交通環境が充実しており、地域の生活を支える重要な役割を果たしています。

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