西向日駅

西向日駅について

西向日駅（にしむこうえき）は京都府向日市にある阪急電鉄京都本線の駅で、駅番号はHK-78です。歴史あるこの駅は、地域の交通の要所となっています。

歴史

西向日駅は1928年11月1日に、新京阪鉄道の一部として西向日町駅として開業しました。開業当初は待避線も整備されていましたが、1930年には会社の合併により京阪電気鉄道新京阪線の駅に変わりました。続けて1943年には京阪神急行電鉄（現在の阪急電鉄）の駅へと移行し、1949年には新京阪線が京都本線に改称されました。1982年10月1日に向日町市制施行に伴い、西向日駅に改名され、2013年12月21日には駅番号が導入されました。

駅構造

西向日駅は相対式ホーム2面を持つ地上駅です。停留所に分類されるため、分岐器や絶対信号機は設置されていません。また、京都河原町方面に向かうホームの一部には屋根が設けられていない箇所もあります。駅舎は両ホームの京都河原町寄りに位置し、各ホーム間は地下道で結ばれています。この地下道は一般道としても機能しており、利用者が安全に移動できるよう配慮されています。

のりばの情報

実際に構内には乗り場番号の表記はありませんが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」などでは、京都河原町方面が1号線、逆に大阪梅田方面が2号線として表示されています。

利用状況

2023年の通年平均乗降人員は9,425人で、阪急電鉄全線の中では67位でした。長年にわたり利用者数は変動してきましたが、近年でも多くの人々が利用しています。

駅周辺の施設

西向日駅周辺には多くの公共施設や観光名所があります。例えば、京都府乙訓総合庁舎や長岡京大極殿跡、また朝堂院公園や向日神社など、地域の豊かな文化を感じられる場所が点在しています。さらに、向日市には天文館もあり、教育施設として向日市立勝山中学校や向日市立向陽小学校なども近隣にあります。

地域の発展と歴史

西向日駅のホームは広めに設計されており、これはかつての分岐線計画を考慮したものです。また、1978年の地下道建設時に発掘された遺跡からは地域の歴史的な背景も伺えます。

隣接駅

西向日駅の隣には長岡天神駅（HK-77）と東向日駅（HK-79）が存在し、京都本線の重要な接続点です。

西向日駅は、歴史も豊かで地域との繋がりが強い駅であり、市民や訪問者にとって重要な交通の便を提供しています。

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