西川徹矢

西川徹矢

西川徹矢（にしかわ てつや、1947年6月1日 - ）は、日本の警察官僚、防衛官僚、そして弁護士です。大阪府出身で、1972年に京都大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しました。

警察官僚としてのキャリア

警察庁入庁後、西川氏は様々な部署で要職を歴任しました。青森県警察本部刑事部捜査第二課長、警視庁刑事部捜査第二課課長補佐、警視庁神田警察署長、警視庁警備部第三機動隊長などを経て、国際的な業務にも携わり、在フィリピン日本国大使館一等書記官も務めました。その後、警察庁刑事局捜査第一課理事官、警察庁長官官房会計課理事官、警視庁刑事部捜査第二課長、警視庁刑事部参事官兼防犯部参事官などの要職を歴任し、和歌山県警察本部長、警察庁情報通信局情報通信企画課長、新潟県警察本部長を歴任しました。警察官僚として、幅広い分野で経験を積みました。

防衛官僚としてのキャリア

1999年、西川氏は防衛庁に転じ、防衛庁運用局審議官、防衛庁防衛参事官（IT・施設・環境担当）を務めた後、2002年には防衛庁運用局長に就任しました。その後、防衛庁人事教育局長、防衛庁長官官房長、防衛省大臣官房長を歴任し、防衛行政の中枢を担いました。防衛庁・防衛省では、情報技術、施設、環境など幅広い分野で手腕を発揮し、日本の防衛体制の強化に貢献しました。

内閣官房副長官補

2009年から2011年まで、西川氏は内閣官房副長官補を務めました。内閣官房副長官補は、内閣官房長官を補佐し、内閣の重要政策を推進する役割を担います。

退官後

2011年に内閣官房副長官補を退任後、損害保険ジャパン顧問を経て、2012年に弁護士登録（第一東京弁護士会）を行いました。笠原総合法律事務所に所属し、弁護士として新たなキャリアをスタートさせました。また、2013年からはセキド社外監査役、ラック社外取締役を務め、企業経営にも携わっています。2017年には、長年の功績が認められ、瑞宝重光章を受章しました。2019年にはマーキュリー顧問に就任。

著作

西川氏は、警察に関する著作も発表しています。

『講座 日本の警察 第一巻 警察総論』（共著、立花書房、1993年）
『警察の進路～21世紀の警察を考える～』（共著、東京法令出版、2008年）

まとめ

西川徹矢氏は、警察官僚、防衛官僚、内閣官房副長官補、そして弁護士として、多岐にわたる分野で活躍してきた人物です。その経験と知識は、日本の安全保障や社会の発展に大きく貢献しています。

外部リンク

笠原総合法律事務所 | 弁護士紹介 | 西川徹矢
Monthly Interview：西川徹矢 前内閣官房副長官補 国がなすべき情報セキュリティ
* 西川 徹矢 - 内閣官房（内閣官房ホームページ内経歴）

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