謝科

謝科（しゃ か）

謝科（シエ・カー、2000年1月14日 - ）は、中国のトップ棋士の一人です。浙江省寧波市出身で、中国囲棋協会に所属し、九段の段位を持っています。

経歴

囲碁好きの父親の影響で幼い頃から囲碁に親しみ、地元の強豪から指導を受けました。小学校入学前にはアマチュア二段の実力に達していました。9歳の時に晩報杯全国業余囲棋選手権戦に最年少で出場し、その後北京に移り、北京囲碁道場で腕を磨きました。2012年には、北京左安門中学在学中に鑽石杯業余棋王戦で準優勝を果たしました。2013年にプロ初段となります。

2014年、中国棋院杭州分院に入り、同年には建橋杯中国囲棋新人王戦でベスト8に進出。百霊愛透杯世界囲碁オープン戦にも出場しベスト32となりました。2015年には新人王戦でベスト4、Mlily夢百合杯でベスト8に進出。2017年には利民杯世界囲碁星鋭最強戦でベスト8、Mlily夢百合杯では準決勝まで進みましたが、朴廷桓に敗れました。同年中に三段、五段と昇段を重ねました。2018年には天元戦で挑戦者となりますが、連笑に敗れました。また、CCTV杯でベスト8に進出し、六段に昇段。2019年には七段、八段と昇段しました。

2021年には、Mlily夢百合杯と応昌期杯で決勝進出を果たし、九段に昇段。しかし、Mlily夢百合杯決勝では羋昱廷に敗れ準優勝。2023年の応氏杯でも準優勝となりました。2024年、第10回応氏杯では準決勝で台湾の許皓鋐に連勝し、2大会連続で決勝進出を果たしましたが、決勝で一力遼に3連敗し、再び準優勝となりました。

中国囲棋リーグには、2014年に丙級リーグから杭州チームで出場し、2015年からは甲級リーグで活躍しています。2017年には最優秀新人賞を獲得、2021年にはMVPに選ばれました。中国棋士ランキングでは、2017年に29位、2020年には13位にランクインしています。人工知能との対戦では、2018年に絶芸、星陣に勝利しています。

主な棋歴

国際棋戦

Mlily夢百合杯世界囲碁オープン戦：2021年 準優勝、2017年 ベスト4、2015年 ベスト8
応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦：第9回・10回 準優勝
春蘭杯世界囲碁選手権戦：2018年 ベスト8

国内棋戦

中国囲棋天元戦：2018年 挑戦者
威孚房開杯棋王戦：2023年 準優勝
全国智力運動会：2019年 男子団体戦 優勝（浙江省チーム）

中国囲棋甲級リーグ戦

2014年 丙級（抗州囲棋学校）
2015年 （杭州棋院）9勝8敗
2016年 （河北新奥）9勝12敗
2017年 （蘇泊爾杭州）16勝8敗（最優秀新人賞）
2018年 （蘇泊爾杭州）18勝8敗
2019年 （蘇泊爾杭州）8勝7敗
2020年 （蘇泊爾杭州）8勝7敗
2021年 （蘇泊爾杭州、優勝）10勝5敗（MVP）
2022年 （蘇泊爾杭州、優勝）10勝5敗
2023年 （蘇泊爾杭州）12勝3敗
* 2024年 （蘇泊爾杭州）

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