谷口信輝

谷口信輝（たにぐち のぶてる）

谷口信輝は1971年5月18日に広島県で生まれたレーシングドライバーであり、YouTuberとしても活躍している。彼は日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員でもあり、多岐にわたって活動している。

プロフィール

谷口は身長185cm、体重66kg、血液型はB型である。彼の愛車には、メルセデス・ベンツ各種モデルや日産・180SX、トヨタ・スポーツ800などがあり、特にAE86（トヨタ・スプリンタートレノ）との関係は深い。

レーシングキャリアの始まり

谷口のモータースポーツへの関心は彼が16歳の時に始まった。彼はバイクレースで日本一になったが、ドリフトに魅了されるきっかけはAE86との出会いであった。彼は迷った末にAE86を選び、ドライバーとしての第一歩を踏み出した。

1996年、彼は四国の阿讃サーキットで開催されたドリフト大会「いか天」に出場し、3位を獲得する。これにより、彼の名は広まり、多くのメディアから注目されるようになった。彼はその後、モータージャーナリストを目指し、上京。2001年から本格的にレーシングドライバーとしての活動を開始した。

D1グランプリでの実績

谷口は2001年にD1グランプリで目覚ましい活躍を見せ、シリーズチャンピオンを獲得。彼はHKSのワークスドライバーとしても活躍し、ハイパーシルビア（S15）に乗ってトップを目指した。しかしながら、2006年にはHKSがD1から撤退し、その後は別のプライベートチームでの参戦となった。

彼のD1での戦績は非常に豊富で、数々の大会で表彰台に上っている。特に2004年には安定した成績を残しながらも、シリーズチャンピオンには惜しくも届かなかった。2005年にはSUPER GTとの兼ね合いで欠場もあったが、その後のシーズンでは再び活躍を見せた。

SUPER GTと全日本GT選手権

谷口は全日本GT選手権・SUPER GTにも参戦しており、GT300クラスでの実績がある。2002年から参戦し、初めての優勝を果たしたのは2004年。彼はその後もGT300のシリーズチャンピオンを獲得し、GT界に名を馳せた。

特に注目すべきは、2011年にグッドスマイルレーシングの初音ミクBMW・Z4 GT3で参戦し、彼にとって初のシリーズチャンピオンを獲得したことだ。この成績は彼のキャリアの中でも重要なマイルストーンとなった。

ツーリングカーレースとその他の活動

谷口はスーパー耐久にも早くから参戦し、8度のクラスチャンピオンに輝くなど、国内ツーリングカーでの地位を確立している。また、86/BRZレースでも合計4回のチャンピオンを獲得している。これらの経験から、彼はプラチナドライバーに認定されたこともある。

筑波スーパーラッパーとしての活躍

筑波サーキットでのスーパーラップにも参加し、頭角を現した。特に2003-2004シーズンにはHKSがチューニングした車両でレコードタイムを樹立し、一時は筑波レコードホルダーとなった。

ドライビングスタイルとエピソード

谷口は独自のドライビングスタイルを持つことで知られ、特に荒れたコンディションでの強さが際立っている。彼は欧州スタイルのドライビングを採用し、ターンイン時にブレーキを残さず進入することが特徴だ。2018年には運転理論の書籍も出版しており、幅広い知識を持つことも伺える。

彼はまたテレビに出演し、愛車自慢の審査を務めるなど多岐にわたって活動しており、常にモータースポーツ界に新たな風を吹き込んでいる。今後の活躍も非常に楽しみである。

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