豊前市バス

概要

豊前市バスは、福岡県豊前市が運行するコミュニティバスです。このバスは、西鉄バス二豊の市内路線が廃止されたことを受け、その代替として運行を開始しました。道路運送法の規定に基づき、自家用バス（白ナンバー車）による有償運送、いわゆる80条バスとして運行されています。

運営は、経費削減と市へのノウハウ蓄積を目的として、外部への委託は行わず、市が直接管理しています。運転手や運行管理者には、市シルバー人材センターから派遣された人材などが採用されています。

運賃・ダイヤ

運賃は、100円単位の区間制を採用しており、小学生は半額、大人同伴の未就学児は1人まで無料です。また、障害者向けの割引制度も設けられています。定期券や回数券も利用可能です。

土日祝日は、全線一律100円で利用できます。運賃を100円単位としているのは、車内に自動両替機が設置されていないためで、乗車前に小銭を用意する必要があります。

畑線と櫛狩屋線は、日曜・祝日は運休となります。岩屋線と轟線には、土曜ダイヤと休日ダイヤが設定されています。

沿革

2002年4月1日 - 運行を開始。
2004年4月1日 - 路線と時刻の変更を実施。西鉄バス京築の中津 - 行橋線廃止に伴い、岩屋線と轟線の一部便を三毛門駅まで延長し、その他の便の一部を宇島駅に乗り入れるようになりました。
2005年9月1日 - 時刻変更を実施。全路線で往復計35便が減便され、畑線と櫛狩屋線は日曜・祝日の運休が開始されました。ただし、三毛門駅方面は増便されています。
2014年4月1日 - 土日祝日の全線100円均一運賃が本格的に導入されました。

路線（2022年10月改正時点）

岩屋線
三毛門駅 - 宇島駅 - 八屋 - 青豊高校前 - 市役所 - 千束郵便局前 - 大西 - 山内 - 合岩小学校前 - 岩屋 - 求菩提温泉卜仙の郷 - 求菩提登山口 - 求菩提資料館前
市民体育館前 - 宇島駅 - 八屋 - 天狗の湯 - 青豊高校前 - 市役所 - 千束郵便局前 - 大西 - 合岩小学校前 - 岩屋 - 求菩提温泉卜仙の郷 - 求菩提登山口 - 求菩提資料館前
轟線
三毛門駅 - 宇島駅前 - 八屋 - 青豊高校前 - 市役所 - 千束郵便局前 - 黒土 - 鬼の木 - 山内 - 合岩小学校前 - 大稗 - （松尾川内） - 轟
水曜日と金曜日の往復各1便のみ、松尾川内を経由します。
畑線
市役所 - 青豊高校前 - 八屋 - 宇島駅 - 広山 -（道の駅豊前おこしかけ）- 豊前松江駅 - 角田中学校前 - 畑冷泉 - 山谷
市役所 - 青豊高校前 - 天狗の湯 - 八屋 - 宇島駅 - 市民体育館前 - 広山 - 豊前松江駅 - 角田小学校前 - 畑冷泉 - 山谷
三毛門駅 - 八屋 - 宇島駅 - 広山 -（道の駅豊前おこしかけ）- 豊前松江駅 - 角田小学校前 - 畑冷泉 - 山谷
三毛門駅発山谷行きと、山谷発市役所行きの1便ずつが、道の駅豊前おこしかけを経由します。
櫛狩屋線
市役所 - 青豊高校前 - 八屋 - 宇島駅 - 大村小学校前 - 山田小学校前 - 梶屋 - 櫛狩屋

車両

岩屋線では、29人乗りの車両が使用されています。

運行開始当初の2002年4月には、三菱ふそう・ローザの新車2台と、スクールバスからの転用車1台の計3台が導入されました。2004年4月には路線拡張に伴い、日野・リエッセ（前扉路線仕様車）2台が増車されました。その後、経年車代替としてリエッセ1台が追加導入されています。2016年2月には、日野・ポンチョが新たに導入されました。

轟線では当初、岩屋線と同じ29人乗り車両が使用されていましたが、2010年代中頃からは畑線、櫛狩屋線と同じ15人乗り車両が共通で使用されています。

畑線と櫛狩屋線では、15人乗り車両（トヨタ・ハイエースなど）3台が使用されています。

脚注

豊前市バスご利用案内 - 豊前市

関連項目

中津市コミュニティバス - 2010年4月26日から一部路線（豊前中津線）が豊前市内に乗り入れています。
* 日本のコミュニティバス一覧#福岡県

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