辻華

辻華（つじ はな）

辻華は、2000年6月12日生まれ、東京都出身の囲碁棋士。日本棋院東京本院に所属し、三段の段位を持つ。

経歴

囲碁を始めたのは小学1年生の頃。両親が共にアマチュア五段の実力者であり、その影響を受けた。特定の師匠には師事せず、囲碁教室や道場で腕を磨き、小学5年生で日本棋院の院生となる。

プロ棋士を目指し、日本棋院の採用試験に挑戦。2016年の女流棋士採用試験では、上野愛咲美に勝利するも、序盤の連敗が響き、7勝2敗で2位となり入段を逃す（1位は8勝1敗の上野）。同年に行われた冬季棋士採用試験（男女混合）では、8勝7敗で9位に終わる。その後も、2017年の女流棋士採用試験で6勝4敗の5位、冬季棋士採用試験で6勝9敗の11位と、入段には届かなかった。

2018年の女流棋士採用試験では、10勝1敗という好成績を収めるも、全勝の加藤千笑に及ばず、またも入段を逃す。しかし、2019年に新設された女流特別採用推薦棋士制度により、2017年度の院生Aクラス在籍期間が採用条件を満たし、プロ入りが決定。2019年4月1日、18歳で念願の入段を果たす。

プロ入り後は、2020年に第32期女流名人戦でリーグ入りを果たす（結果は0勝6敗で陥落）。また、第1回博多・カマチ杯ではベスト8に進出。

2023年には、第48期棋聖戦でファーストトーナメントを制し、自身初のCリーグ入りを達成。女流棋士としては6人目のCリーグ入りとなる。

人物像・棋風

院生師範を務める釼持丈によれば、辻華の棋風はオールマイティでバランスが取れているという。また、負けず嫌いな性格であり、囲碁の普及にも意欲的である。

趣味は旅行で、自然に触れ合ったり、美味しいものを食べたりすることを楽しんでいる。

2022年度からは、NHK杯テレビ囲碁トーナメントで読み上げを担当している。

棋歴

良績

棋聖戦 Cリーグ（第48期）
女流名人戦 リーグ入り1期（第32期）

昇段履歴

2019年4月1日 入段
2022年1月1日 二段（賞金ランキング）
2024年1月1日 三段（賞金ランキング）

外部リンク

日本棋院の辻華紹介ページ
* 辻華 (@tsujinko87) - X（旧Twitter）

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