近永駅

近永駅について

近永駅（ちかながえき）は、愛媛県北宇和郡鬼北町近永に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予土線の駅です。駅番号はG40で、地域の方々に利用されています。

歴史

この駅は、1914年（大正3年）10月18日に宇和島鉄道の終着駅として開業しました。その後、路線の延伸に伴い1923年（大正12年）12月12日には吉野（現在の吉野生駅）までが開業し、近永駅は途中駅となりました。1933年（昭和8年）8月1日には宇和島鉄道が国有化され、国鉄の駅となりました。

また、1936年（昭和11年）3月1日には省営自動車南予線（近永-出目-魚成橋間）の運行が開始され、1938年（昭和13年）1[[2月1日]]には伊予大洲まで延伸されました。しかし、1971年（昭和46年）11月8日には貨物取扱が廃止され、1985年（昭和60年）2月1日には荷物扱いも廃止となり、停留所化して無人駅となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR四国の駅として現在に至ります。

駅構造

近永駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。木造の駅舎があり、駅舎内部の出札口では鬼北町が雇用した販売員が切符を手売りしています。簡易委託駅として、定期券も販売しています。

2019年からは、鬼北町による「近永駅周辺賑わい創出プロジェクト」が展開されており、駅舎の町有化や建て替えについても議論されています。

のりば

駅舎側のホームが1番のりばとなっています。宇和島駅と当駅の間を走行する区間列車は、一部を除いて直接下りホーム（2番のりば）で折り返します。また、宇和島発21時台の最終列車は当駅止まりで、旅客扱い終了後は宇和島運転区へ回送されます。

以前は、宇和島発22時台にも当駅止まりの最終列車がありましたが、2018年3月16日のダイヤ改正で廃止されました。

利用状況

近年の1日の平均乗降人員は以下の通りです。

駅周辺

近永駅は、鬼北町（旧広見町）の中心部に位置しています。周辺には以下の施設があります。

愛媛県立北宇和高等学校
広見郵便局
国道441号
愛媛県道281号近永停車場線
愛媛県道316号奈良近永線
三間川

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）
■予土線

臨時観光列車「しまんトロッコ」停車駅

出目駅 (G39) - 近永駅 (G40) - 深田駅 (G41)

外部リンク

* 近永駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道


近永駅は、地域の歴史とともに歩んできた駅であり、現在も地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。また、近年では駅を中心とした地域活性化の取り組みも進められており、今後の発展が期待されます。

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