運河駅

運河駅（うんがえき）

運河駅は、千葉県流山市東深井に位置する東武鉄道アーバンパークラインの駅です。駅番号はTD 19で、利根運河にその名を由来します。1911年に開業し、幾度かの変遷を経て現在に至ります。

歴史

運河駅の歴史は、1911年に千葉県営鉄道野田線の一部として開業したことに始まります。その後、運営会社の変遷を経て、1944年に東武鉄道の駅となりました。2008年には発車メロディが導入され、2012年には駅ナンバリングが開始されました。2013年には新駅舎が使用開始となり、東口の開設や駅前広場の整備が行われ、利便性が向上しました。

年表

1911年（明治44年）5月9日：千葉県営鉄道野田線が開通し、同時に開設。
1923年（大正12年）8月1日：千葉県営鉄道が北総鉄道に譲渡。
1929年（昭和4年）11月22日：北総鉄道が総武鉄道に社名変更。
1944年（昭和19年）3月1日：東武鉄道が総武鉄道を吸収合併し、東武野田線の駅となる。
2008年（平成20年）10月10日：発車メロディ使用開始。
2012年（平成24年）3月17日：駅ナンバリング「TD 19」導入。
2013年（平成25年）7月13日：新駅舎使用開始。
2013年（平成25年）12月27日：東口使用開始、東口駅前広場開設。
2017年（平成29年）4月21日：アーバンパークライナー2号の終着駅となる。
2020年（令和2年）3月14日：アーバンパークライナーが柏駅まで運行延長され、停車駅となる。
2020年（令和2年）6月8日：大宮駅 - 柏駅間で2往復（2 - 5号）新設。

駅構造

運河駅は、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線の地上駅です。列車交換や待避が可能です。橋上駅舎を備え、改札階と各ホームを結ぶエレベーターとエスカレーターが設置されています。旧駅舎は地上にありましたが、橋上化によって利便性が向上しました。

のりば

1番線と3番線が主本線です。
2番線は中線で、上下線どちらにも出発可能です。主に当駅 - 柏駅間の区間列車の折り返しに使用され、急行列車運転時間帯には、区間列車との緩急接続が行われます。また、平日夕方や夜間には、2番線から一部の柏行きや大宮行きの列車が発車します。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は20,859人です。近年の利用状況は以下の通り推移しています。

駅周辺

運河駅周辺は、流山市東深井地区に位置しますが、利根運河を渡ると野田市の市域となります。駅周辺には、住宅街、商業施設、教育機関などが点在しています。東深井地区は、大規模な住宅開発が行われたエリアであり、ニュージーランド風の街並みを再現した住宅地「ルアジーランド流山」があります。また、利根運河を挟んだ野田市側には、東京理科大学（野田キャンパス）があり、学生向けのアパートも多く見られます。

周辺施設

国土交通省関東地方整備局 江戸川河川事務所運河出張所
流山警察署 運河交番
流山市立森の図書館（北部地域図書館）
流山市東深井福祉会館
流山市老人福祉センター
流山市立東深井中学校
流山市立東深井小学校
流山市立西深井小学校
新川郵便局
JAとうかつ中央 運河支店
ビッグ・エー 流山東深井店
ベルク 流山東深井店
生活協同組合コープみらい コープ東深井店
セイムス 運河店
セキ薬品 東深井店
TSUTAYA 流山店
ゲオ 流山店
流山市立運河水辺公園
東深井地区公園
流山ヘリポート
ギャラリー平左衛門
関東運輸局千葉運輸支局 野田自動車検査登録事務所
東京理科大学野田キャンパス
なるほど科学体験館
理窓会記念自然公園
総合グラウンド
江戸川病院
宗教法人霊波之光

バス路線

流山ぐりーんバス、まめバスが利用可能ですが、いずれも駅から徒歩10分程度の場所に停留所があります。かつては駅前に東武バス（末期は茨急バス）の停留所がありましたが、現在は運行していません。

隣の駅

東武鉄道

東武アーバンパークライン
■急行：梅郷駅 (TD 18) - 運河駅 (TD 19) - 流山おおたかの森駅 (TD 22)
■区間急行・■普通：梅郷駅 (TD 18) - 運河駅 (TD 19) - 江戸川台駅 (TD 20)

脚注

注釈

出典

東武鉄道の1日平均乗降人員

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
利根運河
流山街道

外部リンク

運河駅（駅情報） - 東武鉄道

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