梅郷駅

梅郷駅について

梅郷駅（うめさとえき）は、千葉県野田市山崎に位置する東武鉄道野田線（東武アーバンパークライン）の駅です。駅番号はTD 18で、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

歴史

梅郷駅は、1911年（明治44年）5月9日に、千葉県営鉄道野田線の駅として開業しました。当時は野田町駅（現在の野田市駅）から柏駅までを結ぶ路線の一部でした。その後、1923年（大正12年）に北総鉄道へ譲渡され、1929年（昭和4年）には総武鉄道へと社名変更されました。

1944年（昭和19年）には、陸上交通事業調整法に基づき、東武鉄道が総武鉄道を吸収合併し、梅郷駅は東武鉄道野田線の駅となりました。2007年（平成19年）には新駅舎が使用開始され、2008年（平成20年）には東口駅前広場が開設されました。2011年（平成23年）には、駅構内が野田市駅方面に約0.9km延長されました。

駅名の由来

梅郷という駅名は、1889年（明治22年）に旧山崎村、堤根新田、花井新田、桜台村、今上村の5つの村が合併し、その際に「梅の五弁」になぞらえて命名された旧村名に由来します。この旧村名は「香ばしく後に堅実に実を結ぶ」という意味が込められており、1950年（昭和25年）に野田市の一部となりました。

駅構造

梅郷駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。列車交換が可能で、橋上駅舎を備えています。東西の出入口は自由通路で連絡されており、コンコースと各出入口・ホーム間には、エスカレーターとエレベーターが設置されています。トイレは改札を入ってすぐ右側にあり、多目的トイレも利用可能です。

2011年（平成23年）4月には、駅構内が野田市駅方面に約0.9km延長され、上り列車の多くは下り列車の到着を待たずに発車し、この区間で列車交換が行われるようになりました。南桜井駅も同様の配線に改良され、列車交換が行われています。

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗降人員は15,138人です。駅周辺の新興住宅地開発や土地区画整理事業の進捗に伴い、流山おおたかの森駅の開業後には利用者増加の傾向が見られました。2009年度（平成21年度）以降は減少に転じましたが、2012年度（平成24年度）以降は再び増加傾向にあります。

駅周辺

駅前ロータリー化工事が完了し、両側から路線バスが発着しています。駅西側には千葉県道5号松戸野田線（流山街道）が、東側には国道16号が通っています。

駅周辺には、住宅地のほか、商業施設や公共施設も点在しています。東口と西口にはそれぞれロータリーがあり、バスやタクシーの利用が可能です。

バス路線

梅郷駅からは、野田梅郷住宅方面への一般路線バスと、野田市内を循環するコミュニティバス「まめバス」が発着しています。

隣の駅

東武アーバンパークラインでは、以下の駅が梅郷駅に隣接しています。

■急行・■区間急行・■普通
野田市駅 (TD 17) - 梅郷駅 (TD 18) - 運河駅 (TD 19)

まとめ

梅郷駅は、地域住民の生活を支える重要な駅です。歴史的な背景を持ちつつ、近年は駅の改良や周辺の開発が進み、利便性が向上しています。今後も駅周辺の発展とともに、さらなる利用者の増加が期待されます。

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