那覇市役所

那覇市役所



那覇市役所は、沖縄県那覇市の行政機関として、市民生活を支える重要な役割を担っています。本庁舎をはじめ、複数の支所や関連施設で構成されています。ここでは、那覇市役所の歴史、施設概要、アクセス方法について詳しく解説します。

概要



那覇市役所は、市民サービスの向上を目指し、日々業務に取り組んでいます。本庁舎では、市の主要な行政機能が運営されており、市民課、税務課、福祉課など、様々な部署が設置されています。また、地域住民のニーズに対応するため、市内には複数の支所が設けられています。

旧市役所



戦後那覇市は米軍の管理下に置かれ、住民の立ち入りが制限されていました。1945年11月、壷屋地区の窯業関係者が入市を許可され、その際、民家を事務所としたのが戦後の最初の市役所庁舎です。その後、国際通りの発展に伴い、市役所庁舎も牧志公設市場敷地へ移転。さらに、開南小学校敷地内、旧グランドオリオンホテル敷地内、天妃小学校敷地内と、幾度も移転を繰り返しました。1965年、県内初の大型施設として現在の場所に新庁舎が建設されました。この庁舎は、当時の沖縄で最も高い建物として設計され、前庭には噴水や緑地帯が設けられるなど、先進的な試みがなされていました。設計は宮平建築設計事務所が担当し、建設は善太郎組、電気工事は金城電気、水道工事は永山組がそれぞれ請け負いました。

現市役所



1980年代後半、旧本庁舎の老朽化と耐震不足が問題となり、移転計画が浮上しました。当初は那覇新都心への移転が計画されましたが、財政的な問題で頓挫。その後、現在の場所での建て替えが決定しました。2009年9月、旧庁舎での業務を終え、プレハブ造りの仮庁舎に移転。旧庁舎は解体され、2012年12月に新庁舎が完成しました。新庁舎は地上12階、地下2階建てで、教育委員会や銘苅庁舎の部局も移転し、総合庁舎としての機能を担っています。

沿革



1945年2月15日:真和志村(後に那覇市に編入)の安里八幡宮近くの民家に移転。
1945年6月:米軍により占拠され、市役所機能が停止。
1945年11月:壷屋の民家に事務所を設置(戦後初の那覇市役所庁舎)。
1947年牧志公設市場敷地内に移転。
1948年:旧開南中学校(現那覇市立開南小学校)敷地内に移転。
1949年:旧グランドオリオンホテル敷地内に移転。
1953年:天妃小学校敷地内に移転。
1965年9月:(旧)市役所本庁舎が完成、天妃小学校旧校舎より市役所機能を移転。
1966年8月:首里支所庁舎が完成。
1968年12月真和志支所庁舎が完成。
1974年3月:小禄支所庁舎が完成。
1986年2月:(旧)市役所本庁舎の老朽化により新庁舎の建設に向けての検討委員会を設置。
1992年3月:(旧)市役所本庁舎立体駐車場が完成。
2003年5月:銘苅庁舎が完成。
2009年9月18日:(旧)本庁舎閉庁式。
2009年9月24日:仮庁舎(上之屋地区)での業務開始。
2012年12月18日:(現)本庁舎竣工。
2012年12月23日:(現)本庁舎地下有料駐車場オープン。
2012年12月28日:仮庁舎での業務終了。
2013年1月4日:(現)本庁舎での業務開始。

各庁舎



本庁舎



所在地: 〒900-8585 沖縄県那覇市泉崎1丁目1番1号
アクセス
路線バス:那覇バスターミナル下車、徒歩5分。
路線バス:県庁北口・南口バス停下車、徒歩1分。
路線バス:県庁前バス停下車、徒歩3分。
ゆいレール:県庁前駅下車、徒歩3分。
ゆいレール:旭橋駅下車、徒歩5分。
施設:
本庁舎
庁舎別館(プレハブ庁舎)
会議室
自治会長会連合会
庁舎別館(喜納ビル)
国保・健康推進課レセプト室
監査委員事務局・那覇市土地開発公社
庁舎別館・牧志(やぎビル)
なはの街活性化室(商工振興課)
観光課
社団法人那覇市観光協会
観光案内所

仮庁舎(業務終了)



所在地: 〒900-0004 那覇市上之屋1丁目2番1号
アクセス:
路線バス:那覇バス10番 牧志新都心線 那覇市役所仮庁舎前 下車すぐ
ゆいレール:おもろまち駅下車徒歩18分

新都心銘苅庁舎



所在地: 〒900-0004 那覇市銘苅2丁目3番1号
アクセス:
路線バス:「銘苅庁舎前」バス停下車1分
路線バス:「古島」バス停下車7分
路線バス:「興南高校前」、「真嘉比」バス停下車10分
ゆいレール:古島駅下車10分

支所



首里支所: 那覇市首里当蔵町2-10
真和志支所: 那覇市寄宮2-32-1 (2024年9月末閉庁予定)
小禄支所: 那覇市字宇栄原1035 (2023年度に新庁舎建替え)

周辺施設



沖縄県庁舎
パレットくもじ
那覇バスターミナル

交通



沖縄県道39号線
沖縄県道42号線
国際通り
県庁前交差点

外部リンク



* 那覇市公式サイト

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