野口泰

野口泰（のぐち やすし）

野口泰氏は、1966年（昭和41年）5月7日生まれの日本の外交官です。山口県出身で、山口市立大殿中学校、山口県立山口高等学校を経て、京都大学法学部第二類を卒業しました。

キャリア

1990年（平成2年）4月に外務省に入省して以来、数々の要職を歴任しています。特に中南米地域での勤務が多く、その専門性と経験は高く評価されています。

• - 初期のキャリア

- 外務省入省後、着実にキャリアを積み重ね、2005年（平成17年）8月には在ペルー日本国大使館の一等書記官に任命されました。その後、2007年（平成19年）1月には同大使館の参事官に昇進しています。
- 2007年（平成19年）7月には、本省の大臣官房総務課課長補佐兼中南米局南米カリブ課に異動し、中南米地域との関係強化に尽力しました。

• - 本省での活躍

- 2007年（平成19年）8月からは、大臣官房（G8サミット準備事務局）事務局次長を兼務し、国際会議の準備にも携わりました。その後、大臣官房総務課監察査察室長を務めるなど、組織運営にも貢献しました。
- 2009年（平成21年）7月には、総合外交政策局安全保障政策課国際平和協力室長に就任し、日本の国際平和協力における役割を担いました。

• - 内閣府での勤務

- 2009年（平成21年）12月からは内閣官房にも籍を置き、内閣総務官室や国家戦略室で企画調査官、内閣参事官として政策立案に携わりました。
- 2011年（平成23年）3月からは、内閣府参事官（政策統括官（防災担当）付）も兼務し、防災政策にも貢献しました。

• - 再び外務省へ

- 2011年（平成23年）8月には外務省に戻り、中南米局中米カリブ課長に就任。その後、2013年（平成25年）8月には総合外交政策局軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課長を務め、軍縮・不拡散分野での外交活動に尽力しました。

• - 異分野での経験

- 2015年（平成27年）9月には、宮崎県警察本部長に就任し、外交官としての経験を活かしつつ、警察行政の分野でも手腕を発揮しました。

• - 在外公館での活躍

- 2017年（平成29年）9月には、在サンパウロ日本国総領事館の総領事に就任。ブラジルにおける日本のプレゼンス向上に努めました。2022年（令和4年）8月には、在サンフランシスコ日本国総領事館の総領事となり、アメリカ西海岸における日本との関係強化に尽力しました。

• - 現在の役職

- 2023年（令和5年）9月からは、外務省中南米局長として、再び中南米地域における外交政策を統括しています。

同期入省者

野口氏と同期で外務省に入省した人物には、以下のような方がいます。

• - 麻妻信一（2021年フランクフルト総領事）
• - 新居雄介（2024年イスラエル大使、2022年国際情報統括官、2021年国際情報統括官付兼総合外交政策局審議官）
• - 伊従誠（2023年シアトル総領事）
• - 岩本桂一（2024年領事局長）
• - 遠藤和也（2024年フィリピン大使、2022年国際協力局長、2021年総合外交政策局兼領事局審議官）
• - 大隅洋（2023年サンフランシスコ総領事）
• - 貴島善子（2023年広州総領事）
• - 小林麻紀（2023年外務報道官、2021年中南米局長、2017年東京五輪組織委員会広報局長）
• - 兒玉良則（2023年ホノルル総領事）
• - 徳田修一（2024年在ロシア大使館公使、2022年シドニー総領事）
• - 山中修（2024年シドニー総領事）

野口泰氏は、外交官として幅広い分野で活躍し、その経験と知識を活かして日本の外交に大きく貢献しています。今後の活躍も大いに期待されています。

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