野球ギリシャ代表

野球ギリシャ代表

野球ギリシャ代表は、ギリシャにおける野球のナショナルチームです。WBSC世界ランキングは35位（2023年11月2日発表時点）です。

歴史

ギリシャ野球連盟は、2000年のオリンピック招致決定後に急遽創設されました。国内の野球レベルは低く、オリンピックでの競争力確保のため、代表チームはアメリカのマイナーリーグでプレーするギリシャ系アメリカ人選手を中心に構成されました。ニック・マーケイキス選手などが代表入りし、チーム運営資金はオリオールズのオーナー、ピーター・アンジェロス氏に頼っていました。

しかし、ギリシャ在住選手の少なさに対するコーチの反発や、予算不足によるアメリカ合宿からの帰国困難、ロブ・デルクセン監督の急死など、問題も発生しました。

2004年アテネオリンピックでは、キューバ、カナダに接戦を演じ、イタリアに勝利し、オリンピック初勝利を挙げました。オリンピック後、アンジェロス氏からの資金援助は途絶えたとされています。

2005年のIBAFワールドカップは、開幕2日前にキャンセル。欧州野球選手権では、本国出身選手が皆無のチームで出場したため、欧州野球連盟から制裁を受けました。近年は本国出身選手の割合が増加し、チームは強化されつつあります。

2021年の欧州野球選手権では14位となり、次回大会の出場権を逃しましたが、ロシアの出場資格喪失により、繰り上げで出場権を獲得。2023年の同大会では3勝3敗で13位となり、次回大会の出場権を得ました。

国際大会での成績

ワールド・ベースボール・クラシック
出場なし
オリンピック
2004年 - 8位
WBSCプレミア12
出場なし
欧州野球選手権
2003年 - 準優勝
2005年 - 9位
2007年 - 予選敗退
2010年 - 4位
2012年 - 7位
2014年 - 10位
2016年 - 11位
2019年 - 予選敗退
2021年 - 14位
2023年 - 13位

代表選手

ニック・マーケイキス
ジョージ・コッタラス

世界ランキング

WBSCが発表している男子野球世界ランキングにおいて、ギリシャの順位は以下の通りです。

WBSC世界ランキング

関連項目

* ヨーロッパ野球選手権大会

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