鈴木正文 (政治家)

鈴木 正文（すずき まさふみ）

鈴木正文は、1899年8月30日に生まれ、1978年5月25日に亡くなった日本の著名なジャーナリストであり、政治家としても知られています。彼は山梨県北巨摩郡出身で、1925年に早稲田大学の政治経済学部を卒業した後、新聞界に足を踏み入れました。

初期のキャリア

鈴木は早稲田大学を卒業後、朝日新聞社に入社し、海外特派員として活動しました。特に京城（現在のソウル）での支局長を勤め、その後1940年には論説委員に就任しました。しかし、1941年に彼は朝日新聞社を退社しました。その後の彼は、日本印刷文化協会の理事や山梨日日新聞の論説委員としても活躍しました。

政治活動

戦後の日本において、鈴木は政治の舞台にも進出します。1947年の第23回衆議院議員総選挙では、山梨県から日本自由党の公認候補として出馬し、当選します。彼はその後、1953年の第25回衆議院議員総選挙で落選しましたが、第26回衆議院議員総選挙を通じて通算3期にわたり衆議院議員として選出されました。

鈴木は衆議院議員として、日本自由党の幹事や民主自由党の労働対策委員長を務めるなど、党内での重要な役割を果たしました。また、自由党の社会保障制度調査会長や政調会顧問、総務としての職務にも尽力しました。

その後、1954年に発足した第2次吉田内閣では労働政務次官を務め、続く第3次吉田内閣では労働大臣の地位に就きました。これらの役職を通じて、彼は日本の労働政策の形成に深く関与し、重要な取り組みを進めました。

晩年と著作

鈴木は1978年に死去するまで、公私にわたり多くの貢献を続けました。享年78。彼はまた、著作活動も行っており、特に『朝鮮経済の現段階』という作品を1939年に発表しています。この書籍は、彼が経済問題に関心を持っていたことを示しています。

参考文献

鈴木正文に関する詳細な情報は、衆議院・参議院編の『議会制度七十年史 - 衆議院議員名鑑』や、日外アソシエーツが2003年に出版した『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』に記載されています。彼の業績は、日本のジャーナリズムと政治の発展において大きな役割を果たしました。

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