銅谷志朗

銅谷志朗（どうや しろう）

日本の元アナウンサー、相撲キャスター、相撲ジャーナリスト。
東京相撲記者クラブ会友。

生涯

1944年4月30日、東京都港区に生まれる。港区立白金小学校、港区立高松中学校、東京都立三田高等学校を経て、明治大学政治経済学部経済学科を卒業。

1968年4月、山陽放送（現在のRSK山陽放送）にアナウンサーとして入社。ラジオDJ、テレビ広報番組、ニュースなどを担当。

1971年4月、日本教育テレビ（現在のテレビ朝日）に移籍。ニュース、ドラマのナレーション、スポーツ実況（大相撲、プロレス、ボクシング、アーティスティックスイミング、重量挙げ、卓球、競馬、陸上競技フィールド競技など）を担当。

1980年のモスクワオリンピックの実況も担当。大相撲中継では、1972年九州場所3日目から約20年間『大相撲ダイジェスト』のキャスターを務め、独特の語り口とわかりやすい解説で人気を博した。三賞選考委員も務める。

42歳の時に膵臓がんの手術を受け、胆嚢を全摘出。十二指腸の一部と膵臓の頭の部分、胃の3分の2を切除。その後も蛋白質や脂肪は薬で消化する日々を送ったが、体調は徐々に回復。

1991年5月にアナウンス部副部長をもってテレビ朝日を退社。6月にフリーアナウンサーとなり、テレビ東京の『激生!スポーツTODAY』などで相撲コメンテーターを務めた。フリーアナウンサーとしてはナレーション、司会、講演で活動。相撲ジャーナリストとしては力士からの信望も厚く、報道番組・情報番組・ワイドショーのゲストコメンテーター、JR東日本ジパングクラブ『大相撲講座』講師も務めた。

2018年10月29日、敗血症のため東京都内の病院で死去。74歳没。葬儀は密葬で営まれた。

人物

温厚な人柄で、相撲界だけでなく、各界に幅広い交友関係を持っていた。大相撲のみならず、スポーツ全般に造詣が深く、その知識を活かして多岐にわたるジャンルの実況や解説を担当した。

主な出演番組

山陽放送

ラジオDJ
テレビ広報番組
ニュース

テレビ朝日

大相撲ダイジェスト（1972年 - 1991年）司会
ワールドプロレスリング
エキサイトボクシング
Oh!相撲

フリー

激生!スポーツTODAY（テレビ東京）相撲コメンテーター
玉置宏の笑顔でこんにちは「相撲コーナー」（ニッポン放送）
劇戦!大相撲（J SPORTS）キャスター
吟剣詩舞の世界（レジャーチャンネル）キャスター
どすこいFM（日本相撲協会館内FM放送）キャスター
ファイトタイム（J SPORTS）ボクシング実況

著書

『おもしろ相撲学―番外「大相撲ダイジェスト」』（テレビ朝日、1986年9月）
『大相撲テレビ観戦手帳―テレビ桟敷でなんでもドスコイ! 』（東急エージェンシー出版部、1993年1月）
『満員御礼!―大相撲なんでも早わかり』（講談社文庫、1996年1月）
『大相撲の魅力 -相撲アナが語りつくす』（心交社、2009年5月）

脚注

[脚注リストは省略]

関連項目

東京都出身の人物一覧
福留功男（元日本テレビアナウンサー、大学の2年先輩）
渡辺宜嗣（テレビ朝日時代の同僚で、大学の後輩）

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