関谷村

関谷村（せきたにむら）

関谷村は、かつて新潟県岩船郡に存在した村です。1901年（明治34年）に、関村、七箇谷村、九箇谷村が合併して誕生しました。

歴史

1901年（明治34年）11月1日：関村、七箇谷村、九箇谷村が合併し、関谷村が発足。
1946年（昭和21年）7月2日：村内に全国で唯一となる新教育制度の6・3・3制実験校「関谷学園」が設置されました（現在の関川小学校敷地内）。
1954年（昭和29年）8月1日：岩船郡女川村と合併し、関川村となり消滅。

行政

関谷村の村長、助役、収入役は以下の通りです。

村長

渡辺善俊
渡辺三左衛門
渡辺万寿太郎

助役

渡辺道四郎

収入役

近廣吉

経済

産業

農業が主な産業でした。『大日本篤農家名鑑』によると、伊藤、市井、佐藤、渡邊、船山、高橋、伊東、富樫といった姓の人物が篤農家として名を連ねていました。

企業

村上水電出張所
村上貯蓄銀行関代理店：下関に所在しました。

人口

1909年末時点での戸数は771戸、人口は4684人でした。

地域

施設

関谷村役場
村上区裁判所関出張所
下関郵便電信局
下関巡査部長派出所
巡査駐在所：下川口に所在しました。
関尋常高等小学校：下関に所在しました。
小学校分教場：土沢、安角、沼、金丸に所在しました。
大蔵神社：下関に所在しました。
龍門寺
瑞泉寺
来宝寺
雲泉寺

組合

関谷漁業組合

交通

鉄道路線

日本国有鉄道（国鉄）米坂線が村内を通過していました。

越後金丸駅 - 越後片貝駅 - 越後下関駅 - 越後大島駅

道路

二級国道113号 新潟山形線（現在の一般国道113号）が通過していました。

出身人物

伊藤貞次（第15代広島市長）
佐藤泰造（村上水電社長、地主、農業、新潟県多額納税者）
渡辺忍（朝鮮農地開発営団理事長）

参考文献

服部春次『岩船郡案内』精巧舎印刷所、1910年。
大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
竹内伊四郎編『大日本紳士名鑑』明治出版社、1916年。
読売新聞社編『明治・大正・昭和日本徳行録 下巻』読売新聞社、1929年。
『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
工業之日本社編『日本工業要鑑 昭和16年版（第27版）』工業之日本社、1941年。
人事興信所編『人事興信録 第24版 下』人事興信所、1968年。
『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。

関連項目

関川村
* 新潟県の廃止市町村一覧

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