関越交通前橋営業所

関越交通前橋営業所

関越交通前橋営業所は、関越交通株式会社が運営する営業所の一つで、群馬県前橋市に位置しています。主に路線バスと高速バスの運行を担い、地域住民の生活や観光客の移動を支える重要な拠点となっています。

所在地

現在の所在地は群馬県前橋市総社町総社2533です。2011年に前橋市平和町1-6-2から移転しました。最寄りの鉄道駅はJR群馬総社駅で、営業所内にバス停「関越交通前橋営業所」があります。なお、現在地および旧所在地は、かつて存在した東武バス前橋営業所とは異なる場所です。

沿革

2011年（平成23年）：営業所を平和町から総社町へ移転。
2020年（令和2年）4月1日：コミュニティバスを除く全路線で交通系ICカードが利用可能に。
2020年（令和2年）4月4日：新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、高速バス「アザレア号」が運休。
2022年（令和4年）4月1日：前橋市コミュニティバス「マイバス」で交通系ICカードが利用可能に。
2023年（令和5年）1月28日：高崎市コミュニティバス「ぐるりん」で交通系ICカードが利用可能に。
2023年（令和5年）3月1日：「アザレア号」の運行を再開し、東京ディズニーランドへの乗り入れを開始。
2023年（令和5年）4月1日：前橋渋川線が道の駅まえばし赤城への乗り入れを開始。
2024年（令和6年）4月1日：原美術館ARC線を開設（運行開始は4月7日）。

現行路線

前橋市、高崎市、渋川市を中心に路線バスを運行しており、一部路線は渋川営業所と共同で運行しています。また、高崎市と前橋市のコミュニティバスの運行を受託しています。

前橋駅 - 県庁前間は「本町ライン」と名付けられ、同区間を運行する複数の事業者による等間隔運行などの共同経営が行われています。

主な路線

22前橋渋川線: 前橋駅から渋川駅を結ぶ基幹路線。群馬大学関連施設や沿線住民の通勤・通学に利用されています。一部系統はけやきウォーク前橋に乗り入れます。
25前橋金古王塚台線: 前橋市から高崎市旧群馬町北部方面へ向かう路線。群馬温泉を経由します。
26前橋土屋文明線: 前橋市から高崎市旧群馬町南部方面へ向かう路線。土屋文明文学館を経由します。休日のみけやきウォーク前橋に乗り入れます。
44川原町線（緑が丘経由）: 前橋駅から川原町北を結ぶ路線。前橋渋川線と一部経路が重複します。休日のみ総合スポーツセンターに乗り入れます。
45川原町線（附属小経由）: 群馬大学教育学部附属小学校への通学に特化した路線で、平日のみ運行。
46大渡町線: 前橋駅の出入庫系統として運行。
48前橋赤城山線: 前橋駅から赤城山方面へ向かう路線。休日のみ運行。
49富士見赤城山線: 富士見温泉から赤城山ビジターセンターを結ぶ路線。夏期間の休日のみ運行。
50富士見温泉線: 前橋駅から富士見温泉や国立赤城青少年交流の家を結ぶ路線。
55前橋公園線: 前橋駅から前橋公園や敷島公園へ向かう短距離路線。
高崎渋川線: 高崎駅から渋川駅を結ぶ路線。群馬温泉を経由する便もあります。
原美術館ARC線: 高崎駅から原美術館ARCを結ぶ急行路線。4～10月の日曜日のみ運行。

コミュニティバス

前橋市「マイバス」: 南循環線と北循環線の2路線を受託。
高崎市「ぐるりん」: 大八木線、こうづけ国分寺線、かみつけの里線の3路線を受託。

高速バス

* アザレア号: 前橋・高崎地域と成田空港を結ぶ高速バス。東京ディズニーランドにも乗り入れています。

過去の路線

かつては新前橋駅発着の路線や、高崎渋川線のイオンモール高崎前を経由する旧経路などが存在しました。

車両

路線バス車両は中型車と小型車が中心で、自社路線向けには日野自動車製の車両が使用されています。コミュニティバスには日野・ポンチョなどが使用されています。高速バスにはいすゞ・ガーラや日野・セレガが使用されています。

タクシー

旧前橋営業所（平和町）ではタクシーの運行も行っていましたが、営業所閉鎖とともに撤退しました。

関越交通前橋営業所は、地域の公共交通を支える重要な拠点として、これからも発展を続けていくことでしょう。

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