雇用環境・均等局

雇用環境・均等局について

雇用環境・均等局は、厚生労働省の内部部局の一つであり、労働者が働きやすい職場環境の整備を目的としています。具体的には、以下の事項を所掌しています。

男女雇用機会均等の確保: 性別に関わらず、誰もがその能力を十分に発揮し、仕事と家庭を両立できる社会を目指します。
多様な働き方の推進: 労働者の多様なニーズに対応した就業環境づくりを推進します。
非正規雇用労働者の待遇改善: 有期契約労働者や短時間労働者の待遇改善に取り組みます。
ワーク・ライフ・バランスの推進: 仕事と生活の調和が取れるような働き方を支援します。
ハラスメント対策: 職場におけるハラスメントの防止対策を推進します。
育児・介護支援: 育児や介護を行う労働者が働き続けられるよう支援します。

また、労働基準法上の「女性主管局」としての役割も担っており、女性労働者の保護に関する業務も行っています。

組織

雇用環境・均等局には、以下の6課と関連の室が設置されています。

総務課
雇用環境・均等局の所掌事務に関する総合調整
個別労働紛争の解決促進
男女共同参画社会形成の促進に関する連絡調整
都道府県労働局における所掌事務の監察
労働紛争処理業務室
雇用機会均等課
雇用の分野における男女均等な機会及び待遇の確保
職場におけるセクシュアルハラスメント対策
家族労働問題及び家事使用人に関する事項
職場におけるパワーハラスメント対策
女性労働者の労働条件
女性労働者の特性に関する問題
労働に関する女性の地位向上
ハラスメント防止対策室
有期・短時間労働課
有期契約労働者と無期契約労働者の均等待遇の確保
短時間労働者の福祉増進
職業生活両立課
育児・介護を行う労働者の福祉増進
労働時間等の設定改善
在宅労働課
在宅就労等の多様な就業形態に関する対策
家内労働者の福祉増進
勤労者生活課
勤労者の財産形成促進
中小企業退職金共済制度
労働者の福利厚生
労働金庫事業
労働者協同組合業務室
労働金庫業務室

主な所管法令

雇用環境・均等局は、以下の法律を所管しています。

次世代育成支援対策推進法
雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律
短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律
家内労働法

これらの法律に基づき、労働者が安心して働ける社会の実現を目指しています。

沿革

雇用環境・均等局は、2017年7月11日の組織改正により、従来の雇用均等・児童家庭局を分割して新設されました。この組織再編により、雇用環境と家庭生活の両立支援をより専門的に行う体制が強化されました。



雇用環境・均等局は、労働者の多様な働き方を支援し、誰もが能力を最大限に発揮できる社会の実現に向けて、日々取り組んでいます。

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