霧島町

霧島町（きりしまちょう）とは

霧島町は、かつて鹿児島県の中央部に位置していた町で、姶良郡に属していました。現在の霧島市の一部であり、霧島市のうち「霧島市霧島○○」という地域にあたります。

歴史

霧島町の歴史は古く、奈良時代には南九州一帯が日向国であった時代に、大隅国が成立した際にその一部となりました。江戸時代には、大隅国囎唹郡曽於郡郷、後に襲山郷と呼ばれていました。

1889年（明治22年）の町村制施行により、襲山郷は東襲山村と西襲山村に分かれました。その後、1935年（昭和10年）に東襲山村は霧島村に改称しました。1950年（昭和25年）には、一部地域が日当山村に編入されるなどの変遷を経て、1958年（昭和33年）に町制を施行し霧島町となりました。

2005年（平成17年）11月7日、国分市および姶良郡内の6町と合併し、現在の霧島市となり、霧島町は消滅しました。

地理

霧島町は、鹿児島県（離島部を除く）の中央部に位置し、東西約9.1km、南北約16.5kmの広がりを持っていました。霧島火山群に属しているため、標高は240mから1,500mに及ぶ高低差のある地形でした。

主な山としては、日本百名山にも選ばれている霧島山をはじめ、高千穂峰、新燃岳、韓国岳などがあります。また、霧島屋久国立公園の一部にも含まれており、豊かな自然に恵まれた地域でした。

年表

1889年（明治22年）4月1日：町村制施行に伴い、重久村・松永村・大窪村・田口村・川北村が合併し、東襲山村が発足。
1935年（昭和10年）7月10日：東襲山村が霧島村に改称。
1947年（昭和22年）11月3日：大字重久の一部が清水村大字郡田に編入。
1950年（昭和25年）4月1日：重久の大部分及び松永の一部が分立し東襲山村が成立（大字は重久のみ）。松永の大部分及び重久の一部が日当山村に編入（大字松永）される。霧島村に残った重久の一部は永水と改称。
1958年（昭和33年）11月3日：町制施行により霧島町となる。
2005年（平成17年）11月1日：国分市・隼人町・福山町・溝辺町・牧園[[町]]・横川[[町]]と合併し、霧島市が発足。

行政

歴代の町長には、新村親志氏（初代）、内村義幸氏、川野正雄氏、木野田貞則氏、近藤好夫氏、そして吉村久則氏（6代目）がいます。

姉妹都市

アメリカ合衆国カリフォルニア州のソノラ市と姉妹都市提携を結んでいました。

教育

町内には複数の中学校と小学校がありました。

交通

最寄りの空港は鹿児島空港です。

鉄道は、JR九州日豊本線が通り、北永野田駅と霧島神宮駅がありました。中心駅は霧島神宮駅でした。

バス路線は、林田バス（現・いわさきバスネットワーク）が運行していました。

高速道路は町内にはなく、最寄りのインターチェンジは九州自動車道の横川インターチェンジまたは溝辺[[鹿児島空港インターチェンジ]]でした。

国道223号が通り、道の駅霧島がありました。

名所・旧跡・観光スポット

霧島神宮：別表神社
神話の里公園：神話をテーマにした公園
霧島神宮温泉：国民保養温泉地

出身有名人

小里貞利（政治家）
* 天竺鼠 瀬下豊（お笑い芸人）

外部リンク

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