青崎地区 (広島県広島市・安芸郡府中町)

青崎（あおさき）

青崎は、広島市南区と安芸郡府中町にまたがる地域です。ここでは、町名に「青崎」がつく地区の総称として扱います。

概要

地理的には、広島県を流れる太田川の支流である猿猴川の河口東側に位置しています。

隣接地域

北側：安芸郡府中町桃山、柳ヶ丘
東側：広島市南区堀越、安芸区船越
南側：[広島市]]南区向洋本町（→ [向洋地区 (広島市南区))
西側：広島市南区小磯町（マツダ本社工場所在地）

町名

広島市南区
青崎1丁目・2丁目
東青崎町
安芸郡府中町
青崎南
青崎東
青崎中

歴史

青崎の歴史は、干拓事業から始まりました。

1774年（安永3年）：浅野藩の命により、青崎新開の干拓が開始（現在の広島市南区青崎1丁目、2丁目、東青崎町、府中町青崎南、青崎中の区域）
1776年（安永5年）：青崎新開の干拓が完了
1890年（明治23年）：青崎新開で入浜式塩田による塩づくりが開始（1905年の塩の専売制に伴い、1911年に塩田廃止）
1894年（明治27年）：山陽鉄道（現JR西日本山陽本線）の神戸～広島間が開通
1920年（大正9年）：向洋駅が開業（開業当時の駅舎は現在より200メートル東寄りにあったが、1942年に現在地に移転改築）
1929年（昭和4年）：広島市が仁保村（青崎地区を含む）を合併
1931年（昭和6年）：東洋工業（現在のマツダ）が広島市吉島町から府中町新地の現在地へ移転
1937年（昭和12年）：広島鉄道学園（当時、広島鉄道局教習所）が開設
1938年（昭和13年）：国道2号（現在の県道広島海田線）が開通
1945年（昭和20年）：広島市に原爆が投下
1967年（昭和42年）：黄金橋が完成。新国道2号が開通
1975年（昭和50年）：山陽新幹線 岡山～博多間が開業
1987年（昭和62年）：国鉄改革。広島鉄道学園が廃止
1999年（平成11年）：向洋駅周辺青崎土地区画整理事業が都市計画決定（連続立体交差事業も同時に決定）
2002年（平成14年）：同事業の事業計画が決定

経済・産業

20世紀初頭までは製塩業が盛んでしたが、現在はマツダ本社工場が近いため、その関連工場が多く存在します。

主要施設

広島市立青崎小学校
向洋駅
マツダ病院
広島南警察署 青崎交番
広島東警察署 向洋駅前交番
広島市消防局南消防署 青崎出張所
藤三 向洋店
アルゾ 青崎店
コスモ石油 セルフむかいなだSS

かつては広島鉄道学園（1987年廃止）やユアーズ青崎店（2016年閉店）がありました。

交通

鉄道

向洋駅（JR山陽本線）

バス

つばきバス：府中町のコミュニティバス
広島バス：21号線（宇品線）
広電バス：2-6号線（府中ニュータウン線）、40号線（熊野線）
芸陽バス：40号線（阿戸線・三迫線・畑賀線・南幸線・西条広島線）

道路

国道2号（新広島バイパス）
広島県道164号広島海田線
広島県道187号浜田仁保線
広島県道198号向洋停車場線

スポーツ

青崎サッカークラブ
青崎ソフトボール少年団

出身・ゆかりのある人物

金本知憲：元プロ野球選手

関連項目

広島市町名・地区一覧
向洋地区 (広島市南区))
広島市の土地区画整理事業一覧

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