青森市立浦町中学校

青森市立浦町中学校は、青森県青森市の中心市街地東部に位置する公立中学校です。学校のシンボルには、勝利の女神であるサモトラケのニケが用いられており、そのニケ神像は校章のデザインにも採用されています。2023年4月14日時点の全校生徒数は451名です。

沿革

1960年（昭和35年）4月1日に創立し、第一中学校と野脇中学校のそれぞれ一部学区を分離して開校しました。開校当初は校舎が未完成だったため、青森市立北斗高校の校舎を借用していました。同年12月15日には校歌が制定されました。1961年4月には入学式を堤小学校で、始業式を松原中学校講堂でそれぞれ行い、10月に第一期A棟校舎が竣工、11月には第二期B棟校舎が竣工し、新校舎への移転と校舎落成記念式典が行われました。12月には校章が制定されました。

1963年8月には講堂兼体育館が竣工し、1964年4月には特殊学級が開設されました。その後、1965年7月には水泳プールが竣工、1974年4月には難聴学級、1981年4月には情緒障害学級が開設されるなど、教育環境の整備が進められました。

1991年9月には台風19号により校舎が大きな被害を受け、12月まで復旧工事が行われました。1992年11月にはコンピュータ室が設置され、1996年には現校舎が設立され、8月には新校舎入校式が挙行されました。2010年10月には創立50周年記念祝賀会が開催されました。

生徒数

2023年4月14日現在の生徒数は451名です。

学区

本町4、5丁目、青柳1、2丁目、堤町1、2丁目、橋本1～3丁目、勝田1、2丁目、松原1～3丁目、奥野1～3丁目の全域と4丁目の一部が学区となっています。

学区内情報

学区内は青森市中心市街地の東側を占めています。青森みちのく銀行の本店があり、また、寺山修司が青森市時代に居住していた場所も学区内に位置します。学区の南側には棟方志功記念館があり、旧浦町駅の跡地である平和公園の広大な緑地が広がっています。その他、リンクステーションホール青森や青森市民病院などの公共施設も学区内にあります。通学路は冬期間には道幅が狭くなり、車道を歩行しなければならない箇所もあります。

周辺

学校周辺には、勝田公園や阿含宗青森道場があります。

アクセス

公共交通機関を利用する場合、青森市営バスの小柳線（桜川・南佃経由）で「自動車会議所前」バス停下車後、徒歩約5分。または、横内環状線・流通団地線等の「松原三丁目」バス停下車後、徒歩約6分です。また、青い森鉄道線筒井駅から徒歩約30分でアクセスできます。

著名卒業生

著名な卒業生として、コラムニストのナンシー関がいます。

進学前小学校

主な進学前小学校として、堤小学校、浦町小学校、橋本小学校、莨町小学校、筒井小学校があります。

関連項目

青森県中学校一覧

参考資料

『新青森市史 別編教育(別巻) 年表・学校沿革』（青森市・2000年3月発行）「学校沿革 （二）中学校」244頁～245頁「浦町中学校 変遷」

外部リンク

青森市立浦町中学校

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