青森県観光物産館アスパム

青森県観光物産館アスパム

青森県観光物産館アスパムは、青森県青森市安方に位置する観光施設であり、一般的には「アスパム」という愛称で親しまれています。青森港の再開発事業の一環として1986年に建設され、その独特な三角形の外観は、青森市のランドマークとして広く認知されています。

概要

アスパムは、[青森県]、[観光]、物産(Products)、館(Mansion)の頭文字を組み合わせた「ASPM」という名称が由来です。この名称は一般公募によって選ばれ、親しみやすい「アスパム」という読み方を連想させます。建物は「青森」の頭文字である「A」をモチーフにした三角形をしており、その外観は非常に特徴的です。13階には展望室があり、青森市内や周辺の景色を一望できます。また、館内にはレストラン、多目的室、物産プラザ、観光プラザ、パノラマ館などがあり、様々な用途で利用されています。

アスパムでは、津軽三味線の演奏をはじめとする様々なイベントが開催され、観光客だけでなく地元の人々にも親しまれています。青森ベイブリッジと共に、青森市のシンボルとして重要な役割を担っています。電波塔や橋を除くと、青森県内で最も高い建物の一つであり、市郊外からもその姿を確認することができます。

アクセス

アスパムへのアクセスは、以下の公共交通機関が利用できます。

バス:
青森市営バス、弘南バス、JRバス東北を利用する場合、「県庁通り」バス停が最寄りです。（下車後、徒歩約6分）
あおもりシャトルdeルートバス「ねぶたん号」は、正面入口前に専用バス停があります。
JRバス東北「みずうみ号」は、全便アスパムを経由せず、青森駅行きとなります。
下北交通の青森行きは青森駅が終点となり、むつ行きは新町二丁目始発となります。

※毎年8月2日～7日の青森ねぶた期間中、および9月第1日曜日の青森県民駅伝開催日は、バスの発着場所が変更となるため注意が必要です。

周辺施設:
青森駅（徒歩約5分）
青森ベイブリッジ
青い海公園
青森県水産ビル
東日本信用漁業協同組合連合会 青森支店（JFマリンバンクATM設置）
ラッセランド（ねぶた作業・収納小屋、シーズン中のみ設置）
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
A-FACTORY

歴史

アスパムは、1984年7月に着工し、1986年3月に竣工、同年4月24日に開館しました。開業以来、青森県の観光と物産振興に貢献しています。

1984年7月: 着工
1986年3月: 竣工
1986年4月24日: 開館

アスパムが登場する作品

アスパムはその特徴的な外観から、様々な作品に登場しています。

漫画: 『うしおととら』（藤田和日郎作）
映画:
『いこかもどろか』（1988年公開）
『ゴジラvsメカゴジラ』（1993年公開） - 上空をラドンが通過するシーン
ライトノベル: 『ふぉーくーるあふたー3』（2016年発売）

その他の情報

毎年9月には、青森県民駅伝競走大会のスタート地点となります。
1988年には、青函トンネル開通記念博覧会（エキスポ88）のメイン会場となりました。
2010年4月28日からは、JR東日本のSuica電子マネーサービスが利用可能になりました。

利用案内

開館時間: 9:00～22:00（展示コーナーは18:00まで、物産プラザは18:30まで）
休館日: 1月第4週の月・火・水曜日、年末年始（12月31日～1月1日）

関連情報

アスパムは、青森放送とも深い関わりがあります。

青森放送（RAB）は、春と秋に「RAB食と健康フェア」を開催しています。また、「RABまつり」の開催日には、アスパムと青い海公園がその会場となります。
1990年代には、RABラジオで公開生放送番組『平成アニメ合戦アスパム』が放送されていました。

外部リンク

青森県のお土産と観光情報の青森県観光物産館アスパム（公式サイト）


アスパムは、青森の魅力を体験できる場所として、観光客だけでなく地元の方々にも愛されています。青森を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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