音羽山部屋

音羽山部屋について

音羽山部屋（おとわやまべや）は、日本[[相撲協会]]に属し、時津風一門に属する相撲部屋として新たに設立されました。この部屋は、2019年に発生した師匠の死去を契機に変革を迎えました。元々は井筒部屋に所属していた第71代横綱の鶴竜が、師匠の15代井筒（元関脇・逆鉾）の死去後、陸奥部屋に転籍し、2021年3月場所中に引退。その後、24代音羽山を襲名し独立しました。

新しい音羽山部屋は、モンゴル出身の師匠による初の試みで、いわば相撲界に新しい風を吹き込む存在となっています。この部屋の設立は、78年ぶりの復活であり、音羽山という名跡の重要な歴史を辿ることができます。音羽山部屋の設立に際しては、鶴竜が陸奥部屋から力士2名と床山1名を伴い、独自に新しい部屋を開設するに至りました。

沿革と歴史

音羽山部屋の歴史は深く、江戸時代から続く名跡が関連しています。初代、3代、4代目音羽山峰右エ門は、音羽山という名を雷に変更し、部屋の経営も行ってきました。名跡は旗印となり、様々な力士の挑戦と成長の場でもありました。雷部屋の元幕内音羽山峰右エ門が7代音羽山を襲名した後は、数度の廃業と再興が繰り返され、力士の育成が課題とされてきました。

特筆すべきは、1930年に尾車部屋で引退した幕内白岩亮治が再興したものの、残念ながら目立った成果は得られず、最終的には1945年に解散したという歴史です。このように、音羽山部屋は昨今の相撲界で様々な営みを受け継ぎながら新たな舞台に立っているのです。

所在地と環境

音羽山部屋の所在地は、東京都墨田区向島2-17-11です。この地は、かつて墨田区の施設として存在していましたが、老朽化のため不動産会社に売却。音羽山部屋の師匠である24代音羽山がこの施設を賃貸契約し、新たに部屋を開設したことで、再び相撲の聖地として機能を持つようになりました。

現在の陣容

音羽山部屋の師匠は、24代音羽山力三郎（おとわやま りきさぶろう）であり、元横綱の鶴竜です。部屋付き親方には陸奥一博（みちのく かずひろ）、若者頭には福ノ里邦男（ふくのさと くにお）、世話人には勇輝瞬臣（ゆうき しゅんじ）など、オールスター的なメンバーが揃っております。

現役の関取経験を有する力士も在籍しており、彼らは音羽山部屋の成長を支える重要な存在です。音羽山部屋は、さっそく陸奥部屋から協会員6人を受け入れ、更なる発展を目指しています。

結論

音羽山部屋は、相撲界の伝統を受け継ぎつつ、新たな挑戦を行う意義深い部屋です。21世紀においてもその名は引き継がれ、相撲界に新鮮な風を吹き込む存在として今後の展開に期待が寄せられています。

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