飯島八幡神社

飯島八幡神社は、岐阜県大野郡白川村萩町飯島に鎮座する神社です。世界遺産に登録されている白川郷にあり、道の駅白川郷のすぐ正面というわかりやすい場所に位置しています。かつて飛騨国の庄川流域一帯を指した白川郷は、明治時代に上白川郷と下白川郷に分割され、飯島八幡神社は下白川郷に属する白川村にあります。

祭神

応神天皇

どぶろく祭り

毎年10月中旬に行われるどぶろく祭りは、飯島八幡神社の重要な神事です。この祭りは村指定無形民俗文化財に指定されており、白川八幡神社、鳩谷八幡神社に続き、白川郷で行われるどぶろく祭りとしては3番目に開催されます。祭りの期間中は、地域住民によって醸造されたどぶろくが神前に供えられ、参拝者に振る舞われます。五穀豊穣、家内安全、無病息災を祈願する伝統的な祭りであり、多くの観光客も訪れます。

文化財

どぶろく祭（村指定無形民俗文化財）
飯島八幡社のエノキ（村指定天然記念物）：神社の境内にそびえ立つエノキの大木は、村の天然記念物として指定されています。長年にわたり、この地域を見守ってきた神木として大切にされています。

所在地と交通

所在地：岐阜県大野郡白川村萩町飯島
自動車：東海北陸自動車道白川郷ICから約50mとアクセス至便です。
公共交通機関：
* あいの風とやま鉄道高岡駅または高山濃飛バスセンターから濃飛バス白川郷・金沢線「牧」行きに乗車し、飯島バス停で下車します。

その他

飯島八幡神社は、同人ゲーム『ひぐらしのなく頃に』に登場する祭具殿のモデルになったとも言われています。ゲームファンにとっては聖地巡礼の地としても知られています。

飯島八幡神社は、白川郷の歴史と文化を伝える貴重な存在です。どぶろく祭りをはじめとする伝統行事や、境内に息づく自然を通じて、訪れる人々に安らぎと感動を与えてくれるでしょう。

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