白川八幡神社

白川八幡神社

白川八幡神社は、岐阜県大野郡白川村荻町に位置する神社です。世界遺産として名高い白川郷にあり、その歴史は和銅年間（708年 - 714年）の創建にまで遡ると伝えられています。

歴史

かつての白川郷は、飛騨国の庄川流域一帯を指していました。1875年（明治8年）に、尾神村（現在、御母衣ダムに水没）以北の「下白川郷」23ヶ村が白川村となり、海上村（同じく御母衣ダムに水没）以南の「上白川郷」18ヶ村が荘川村（現高山市）となりました。白川八幡神社は、かつて上白川郷と下白川郷、合わせて41ヶ村全体の産土神として、地域住民から深く信仰されていました。

1628年（寛永4年）には、山下氏勝（帰雲城城主内ヶ島氏の家臣で、後に尾張藩家臣、萩町城主となる）によって、境内に釈迦堂が建立されました。1636年（寛永12年）には社殿が再建され、元禄年間（1688年 - 1704年）には別当寺として仙光院が置かれました。さらに1748年（延享5年）には、内ヶ戸から明善寺が別当寺として移されました。

祭神

主祭神は、応神天皇です。

どぶろく祭り

毎年10月には、白川八幡神社で「どぶろく祭り」が盛大に執り行われます。この祭りは、五穀豊穣、家内安全、無病息災を祈願するもので、地域住民だけでなく、多くの観光客も訪れます。

文化財

境内には、村指定天然記念物である「白川八幡神社のスギ」があり、その雄大な姿は訪れる人々を魅了しています。

所在地・アクセス

• - 所在地：岐阜県大野郡白川村荻町559

• - 自動車：東海北陸自動車道 白川郷ICより約1km

• - 公共交通機関：

- 高速バス・路線バスで白川郷バスターミナル下車、徒歩約12分

その他

白川八幡神社は、同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」に登場する古手神社のモデルになったと言われています。そのため、神社に奉納された絵馬の多くに、同作品に関連するイラストが描かれているのが特徴です。アニメファンにとっては聖地巡礼の地としても知られています。

白川郷の自然と歴史、文化が息づく白川八幡神社は、訪れる人々に心の安らぎと感動を与えてくれるでしょう。

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