香川県立土庄高等学校

香川県立土庄高等学校

香川県立土庄高等学校は、香川県小豆郡土庄町に位置していた公立の高等学校で、略称は「土高（どこう）」です。本校の特徴は、日本の高等学校の中でも唯一、校舎とグラウンドの間に海峡である土渕海峡が存在する点です。しかし、2017年の4月1日に香川県立小豆島高等学校と統合され、新たに「香川県立小豆島中央高等学校」となり、同年3月31日をもって閉校しました。

概要

土庄高は、小豆島内で小豆島高校と並ぶ2校の高等学校のうちの1つであり、多くの通学生は土庄町や旧池田町（現在の小豆島町の一部）に在住しています。2000年4月には商業科が廃止され、普遍的な学科構成として総合選択制が導入されました。さらに2017年春には小豆島高校との統合が実施され、新しい学校名へと変わりました。

設置学科

• - 全日制課程: 普通科
• - 定時制課程: 普通科

沿革

• - 1929年: 香川県土庄商業学校が開校される。
• - 1948年: 学制改革に伴い、香川県立土庄高等学校が設置され、定時制課程も併設。
• - 1998年: 新たなグラウンドの整備が完了。
• - 1999年: 3号館の屋上防水工事が完了。
• - 2000年: 普通科のみによる総合選択制が導入され、商業科の新規募集が停止。
• - 2002年: 新しい校舎（東館）が竣工。
• - 2017年: 香川県立小豆島高等学校と統合し、香川県立小豆島中央高等学校へと改称。

部活動

土庄高では多くの生徒が部活動やクラブ活動に参加しています。活動は部、クラブ、同好会といった形で分かれており、特に誠心樽太鼓部（通称太鼓クラブ）は地元名物の醤油樽を使って演奏するユニークな活動が人気でした。一部活動への全員参加は義務付けられていませんが、活発な生徒が多く在籍していました。

学校行事

土庄高では年間を通じて多くの行事が行われていました。4月下旬から5月上旬にかけて体育祭が、9月上旬には文化祭が開催され、学期末にはクラスマッチが実施されました。これらの行事は全て生徒が主体となり、委員や部活動・生徒会が中心となって運営されるため、盛り上がりを見せることが特徴でした。

著名な卒業生

多くの著名な卒業生も輩出しており、以下はその一部です：

• - 石床幹雄: 元阪神タイガース投手、ドラフト1位指名
• - 土井池憲治: 元アマチュア野球投手
• - 山口喜久一郎: テレビ西日本のアナウンサー
• - 安岐真人: 競艇選手
• - 三木佑二郎: コンバットマーチ作曲者、元土庄町町長
• - 佐竹功年: トヨタ自動車硬式野球部の投手
• - 山本崇一朗: マンガ家

終わりに

香川県立土庄高等学校は、その独特な立地と豊かな歴史の中で、多くの生徒たちに学びの場を提供してきました。統合により小豆島中央高等学校が設立された後も、地域に根差した教育の重要性は一層増していると考えられます。

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