香川素子

香川素子のプロフィールと来歴

香川素子（かがわ もとこ、1977年1月8日生まれ）は、大阪府大阪市出身のボートレーサーです。現在は京都府に住んでおり、登録番号は3900です。身長157cm、血液型はAB型。彼女は80期にあたる競艇選手で、滋賀支部に所属しています。同期には鎌田義氏や池田明美氏、白井英治氏などがいます。また、彼女のキャッチフレーズには「都のはんなりレーサー」や「水上の女豹」があります。

来歴

香川は大阪市立桜宮高等学校を卒業し、彼女の後輩には競艇選手の木下翔太がいます。1997年4月24日に選手登録をし、同年の5月17日に尼崎競艇場で行われた「一般競走」でデビューを果たします。初日の第1Rでは2着で、すぐにその才能を発揮しました。

デビューからほどなく、1997年6月6日に下関競艇場で開催された「九スポ杯争奪Wシリーズ」で、4号艇6コースからまくり差しを決め、初勝利を収めました。彼女の成長は止まらず、2001年には蒲郡競艇場で開催されたG3「女子リーグ第7戦」で初めての優出を果たしました。

さらに2002年には、徳山競艇場でのG1「第15回JAL女子王座決定戦」に出場し、G1競争で初勝利を手にしました。以降も香川は数々の大会に挑戦し、2005年には鳴門競艇場でのG3「第21回渦の女王決定戦」で初の優勝を果たし、次第にその名は広まりました。

記録的な成果を上げていく中で、2008年1月には大村競艇場での一般戦「JLC杯 男女W優勝戦」にて3度目の優勝を達成。さらに、同年3月には津競艇場にてG1「第21回JAL女子王座決定戦」で初めて優出しました。2013年8月にはボートレースびわこで500勝を達成し、2020年にはSG「第47回ボートレースオールスター」でSG初出場を果たし、初勝利も収めました。

かつての元夫は競艇選手の飯山晃三であり、息子たち（香川颯太、香川陽太）も競艇選手です。香川は息子たちと共に競艇界に名を刻む一家であり、その絆の深さは競艇を通じて培われたものです。

プライベートと活動

香川はプライベート面でも多くの友人と親しい関係を築いており、競艇界の仲間たちと交流があります。彼女の自宅では、4匹の保護猫と一緒に暮らし、そのうちの1匹は息子が拾ってきたというエピソードもあります。2020年からは個人で保護猫活動を行い、近所の野良猫の捕獲やTNR（捕獲・不妊手術・返還）を実施しています。これまでに10匹以上の猫を里親に譲っており、地域社会にも貢献しています。

香川は競艇界での活躍のみならず、動物愛護の活動にも熱心に取り組む一方、競艇においても2008年以降はA2級以上を維持し、自己最高勝率を記録しています。彼女はファンからも長年にわたり支持され、多くのファン投票を受ける人気選手です。

戦績

香川の出走回数は4916回で、1着回数は1056回、優出回数130回、優勝回数は25回にのぼります。SGとG1レースでも多数の出走を果たしており、その実績は競艇界における彼女の存在感を印象づけています。生涯獲得賞金は約4億45百万円に達し、競艇界の歴史の中でも重要な選手の一人として位置づけられています。

香川素子はその素晴らしい競技成績のみならず、動物愛護活動を通じて社会貢献を果たす、魅力的なボートレーサーであり続けています。

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