高山厚生病院

概要

高山厚生病院は、JA岐阜厚生連（岐阜県厚生農業協同組合連合会）が運営していた病院で、全国厚生農業協同組合連合会に所属していました。その歴史は古く、旧国立療養所高山病院として、結核療養所の流れを受け継ぎ、長期療養やリハビリテーションを専門とする病院として地域医療に貢献していました。同じ高山市内には、JA岐阜厚生連が運営する久美愛厚生[[病院]]があり、両病院は地域医療において重要な役割を果たしていました。

高山厚生病院は、介護療養病床を56床有していましたが、厚生労働省が2023年度末に介護療養病床の廃止を決定したことを受け、2018年4月に新設された介護医療院への転換も検討されました。しかし、そのハードルが高く、2023年10月末をもって閉院することとなりました。なお、医療療養病床は、同じJA岐阜厚生連が運営する久美愛厚生[[病院]]に引き継がれました。

沿革

高山厚生病院の歴史は以下の通りです。

1941年（昭和16年）- 岐阜県立結核療養所として開設されました。
1943年（昭和18年）- 日本医療団に移管されました。
1947年（昭和22年）- 厚生省に移管され、国立岐阜療養所（後の国立療養所恵那病院、現在の市立恵那病院）の分院である高山荘となりました。その後、国立療養所日野荘（後の国立療養所岐阜病院、2005年に国立病院機構長良医療センターに統合）の分院である高山荘となりました。
1951年（昭和26年）- 国立療養所高山荘となりました。
1974年（昭和49年）- 国立療養所高山病院に改称されました。
2001年（平成13年）- 厚生労働省に移管されました。
2002年（平成14年）- 国立療養所高山病院がJA岐阜厚生連に経営移譲され、高山厚生病院と改称されました。
2023年（令和5年）10月31日 - 閉院しました。

診療科

閉院時の診療科は以下の通りでした。

内科
精神外科
リハビリテーション科

交通アクセス

高山厚生病院へのアクセスは以下の通りでした。

高山濃飛バスセンター（JR高山本線 高山駅）5番のりばより、のらマイカー東線左回りに乗車し、「高山厚生病院」バス停で下車するとすぐです。
国道158号「郵便局前」（高山市天満町）交差点から岐阜県道462号岩井高山停車場線を東に進み、約6kmです。

JA岐阜厚生連の病院

JA岐阜厚生連は、以下の病院を運営しています。

久美愛厚生[[病院]]
東濃厚生[[病院]]
中濃厚生[[病院]]
西濃厚生病院
岐北厚生[[病院]]
西美濃厚生病院
高山厚生病院（閉院）

脚注

高山厚生病院は、長年にわたり地域医療に貢献してきましたが、2023年10月31日をもって閉院しました。その歴史は、結核療養所から始まり、長期療養やリハビリテーションを専門とする病院として発展してきました。閉院は、介護療養病床の廃止という国の政策によるものでしたが、医療療養病床は久美愛厚生[[病院]]に引き継がれ、地域医療への貢献は継続されています。

関連項目

国立[[病院・国立療養所の一覧]]

外部リンク

高山厚生病院
* JA岐阜厚生連

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