高松工業高等専門学校

高松工業高等専門学校（現：香川高等専門学校高松キャンパス）

高松工業高等専門学校は、1962年に国立高等専門学校の一期校として開校しました。当初は機械工学科と電気工学科の2学科からスタートし、その後、土木工学科、制御情報工学科を増設。1999年には専攻科も設置され、より高度な専門知識を学ぶことができるようになりました。2004年には独立行政法人化されています。

2009年10月、高専の高度化再編のため、詫間電波工業高等専門学校と統合し、香川高等専門学校高松キャンパスとなりました。これにより、高松高専としての歴史は幕を閉じましたが、その教育理念と伝統は、現在の香川高等専門学校に引き継がれています。

沿革

1962年4月1日：国立高専1期校として開校（機械工学科、電気工学科）
1966年4月1日：土木工学科設置
1990年4月1日：制御情報工学科設置（機械工学科の一部を改組）
1999年4月1日：専攻科設置（機械電気システム工学専攻、建設工学専攻）
2004年4月1日：独立行政法人に移行
2009年10月1日：詫間電波工業高等専門学校と統合し、香川高等専門学校高松キャンパスとなる

施設

高松高専には、教育研究に必要な様々な施設が整備されていました。

一般教育棟
電気情報工学科棟
機械工学科棟
制御情報工学科棟
建設環境工学科及び講義棟
専攻科棟
機械実習工場
高機能化センター
CSセンター
図書館
自彊会館
第一体育館
第二体育館
武道場
低学年寄宿舎
高学年寄宿舎
女子学生寄宿舎
グラウンド
テニスコート
清雲寮

設置学科

準学士課程では、以下の学科が設置されていました。

機械工学科
電気情報工学科
機械電子工学科
建設環境工学科

また、学士課程に相当する専攻科には、以下の専攻がありました。

機械電気システム工学専攻
建設工学専攻

アクセス

最寄りの駅は、JR予讃線・高徳線の高松駅で、そこからことでんバスを利用して「西田中」バス停で下車します。また、JR予讃線の端岡駅からは、自転車で約20分程度で到着することができます。

学生生活

高松高専には、「清雲寮」と呼ばれる学生寮があり、多くの学生が共同生活を送っていました。また、各教員には個別の研究室が与えられ、学生への指導や研究活動に専念できる環境が整っていました。

文化祭

毎年11月には、「皆楽祭」と呼ばれる文化祭が2日間にわたって開催されていました。特に1日目の夜に行われる花火は、学生や地域住民に親しまれていました。

同窓会

高松高専の卒業生組織としては、「高松工業会」という同窓会があります。さらに、学科ごとに独自の同窓会も存在し、卒業生同士の繋がりを深めています。

著名な卒業生

高松高専からは、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。

大西祐：競輪選手（日本競輪学校入学のため高専3年修了後中退）
竹内芳明：第20代総務事務次官、総務審議官、総務省総合通信基盤局長、同省サイバーセキュリティ統括官
森本省治：第7代日揮ホールディングス代表取締役社長

制服

高松高専の制服は、山本寛斎氏がデザインしたブレザータイプのものでした。

関連事項

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日本の高等専門学校一覧

外部リンク

* 香川高等専門学校

この情報は、高松工業高等専門学校に関する基本的な情報をまとめたものです。より詳細な情報については、香川高等専門学校の公式サイトなどをご参照ください。

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