魚町について
福岡県
北九州市小倉北
区に位置する魚町は、
北九州市を代表する
繁華街として知られています。市内でも特に人通りが多く、活気にあふれるこのエリアは、商業の中心地としての役割を担っています。
地理
魚町は、小倉北
区の中心部に位置し、東西に勝山通りと小文字通りが走り、周辺
地域とのアクセスも良好です。東側には平和通りが通り、沿道には多くの金融機関が立ち並び、
北九州市のビジネスの中心地としての機能も果たしています。また、神嶽川を挟んで馬借、みかげ通りを挟んで船場町、ちゅうぎん通りと京町銀天街を挟んで京町、平和通りを挟んで鍛冶町と紺屋町と隣接しており、これらの
地域と密接な関係を築いています。
広域地名としての魚町
魚町は、その名の通り、小倉駅
小倉城口から
井筒屋小倉店にかけて広がる
繁華街全体の名称として使われることが多く、隣接する京町や船場町近辺まで含めて呼ばれることもあります。これは、魚町が持つ商業的な影響力が周辺
地域にまで及んでいることを示しています。
歴史
魚町の名前の由来は、
江戸時代にこの地が
玄界灘で獲れた魚の荷揚
市場であったことに由来します。
小倉城の
城下町として栄えた歴史を持ち、その地名が現代にも受け継がれています。近隣の米町や馬借も同様に、
城下町の町名に由来しています。
施設
魚町には、様々な商業施設や金融機関が集まっています。
魚町銀天街:
アーケード商店街の発祥の地として知られ、多くの店舗が軒を連ねています。
2010年には、勝山通りで分断されていた2つの
アーケードが連結され、より利便性が向上しました。
小倉昭和館:魚町四丁目にある映画館で、
地域の人々に親しまれています。
旦過市場:魚町四丁目に位置し、「北九州の台所」として市民に愛されています。
鳥町食道街:魚町一丁目にある飲食店街で、様々な料理を楽しむことができます。
かつては、
りそな銀行北九州支店や
西日本シティ銀行北九州総本部(及び西日本シティTT証券北九州支店)が町域内にありましたが、現在はそれぞれ鍛冶町へ移転しています。
その他にも、以下の金融機関が魚町に拠点を置いています。
SMBC日興証券北九州支店
佐賀銀行小倉支店
十八親和銀行小倉支店
三井住友銀行北九州支店
三菱UFJ銀行北九州支店
また、以下の企業も魚町に本社や支店を構えています。
北九州シティエフエム本社
JTB九州北九州支店
ナフコ本社
治安
魚町1丁目から4丁目は、福岡県
暴力団排除条例に基づき、
暴力団排除特別強化
地域に指定されています。この
地域では、
暴力団と飲食店等の間でのみかじめ料のやり取りや便宜供与が禁止されており、違反した場合には罰則が科せられます。また、
地域内の特定接客業者は、所定の標章を掲示することで
暴力団員の立ち入りを禁止することができます。
交通
魚町は、交通の便にも恵まれており、小倉駅や小倉駅バスセンターからも徒歩圏内です。
鉄道
北九州モノレール
平和通駅・旦過駅が利用可能です。
かつては、
西鉄北九州線(路面電車)の魚町電停がありましたが、現在は廃止されています。
バス
西鉄バス北九州が町域内を網羅しており、各方面からのバスが集中する重要な拠点となっています。
北九州市交通局も勝山通り上を市役所発若松方面行のバスを運行しています。
道路
勝山通り(旧電車通り、
国道199号)
小文字通り(
北九州市道)
ちゅうぎん通り(
福岡県道37号小倉港線)
平和通り(
福岡県道36号小倉停車場線および
北九州市道)
みかげ通り(福岡県道266号
三萩野魚町線)
魚町は、その歴史と現代的な商業施設が融合した、
北九州市にとって重要な
地域です。