鳩間港

鳩間港について

鳩間港は、沖縄県八重山郡竹富町の鳩間島に位置する地方港湾です。沖縄県が港湾管理者であり、統計法に基づく港湾調査規則では乙種港湾に分類されています。

概要

鳩間港は、鳩間島の南側に位置し、石垣島の石垣港や西表島の上原港との間に旅客船（高速船）が就航しています。定期貨客船（フェリー）や地元の小型船も利用しており、島外との交通手段が実質的に船舶に限られる鳩間島において、住民にとっては生活に不可欠な港です。また、観光客にとっては島への唯一の玄関口となっています。

鳩間島の周辺海域はダイビングスポットとして知られており、石垣島や西表島などから訪れるダイビング船が休憩のために立ち寄る場所にもなっています。

沿革

1929年（昭和4年）12月 - 石垣島との間に定期船「海徳丸」が就航しました。
1972年（昭和47年）5月15日 - 本土復帰に伴い、地方港湾に指定されました。
2006年（平成18年）4月 - 安栄観光による定期旅客船（高速船）の運航が開始されました。
2007年（平成19年）4月 - 八重山観光フェリーによる定期旅客船（高速船）の運航が開始されました。
2007年（平成19年）5月 - 石垣島ドリーム観光による貨客船（高速フェリー）の運航が開始されました。
2008年（平成20年）5月 - 旅客待合所「いとま浜ターミナル」が供用開始されました。
2009年（平成21年）4月21日 - 鳩間港浮桟橋待合所が完成し、落成セレモニーが開催されました。

施設

鳩間港には、以下の施設があります。

係留施設:
物揚場 (-3.5m) - 65m（最大対象船舶 200総トン）
物揚場 (-3.0m) - 60m（最大対象船舶 100総トン）
船揚場 - 60m
浮桟橋 - 1基（全長35m、幅10m）（最大対象船舶 74総トン）
旅客待合所:
「いとま浜ターミナル」 - 延床面積127m2

定期航路

八重山観光フェリーと安栄観光の2社が、石垣島の石垣港（一部は西表島の上原港経由）との間で旅客船・貨客船の定期航路を運航しています。

旅客船（高速船）:
(上原港) - 石垣港
貨客船（フェリー）:
(上原港) - 石垣港

関連項目

日本の港湾一覧#沖縄県

外部リンク

鳩間港 (PDF) 沖縄県土木建築部港湾課

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