鹿児島中央警察署

鹿児島中央警察署について

鹿児島中央警察署は、鹿児島県鹿児島市新屋敷町に所在する、鹿児島県警察が管轄する警察署です。県内における筆頭警察署としての役割を担い、署長の階級は警視正です。

概要

鹿児島中央警察署は、鹿児島県庁や鹿児島市役所といった主要機関に加え、南九州最大の繁華街・歓楽街である「天文館」を管轄区域に抱えています。このため、管内における刑法犯発生率は市内の約20％を占めており、特に天文館の治安対策に重点を置いています。その対策として、天文館対策課が設置されている点が大きな特徴です。

管轄区域は、マルヤガーデンズ、山形屋、鹿児島いづろ高速バスセンター、山形屋バスターミナル、鹿児島港（本港区、新港区、鴨池港区）、照国神社、鶴丸城址、磯庭園、鹿児島大学、県立鴨池球場など、多岐にわたる施設を網羅しています。さらに、桜島や薩南諸島のトカラ列島、三島村といった島嶼部も管轄下に置いており、その地理的な多様性も特徴の一つです。

沿革

• - 1954年（昭和29年）：新警察法施行に伴い、鹿児島市警察が廃止され、鹿児島県警察に統合。鹿児島県鹿児島警察署として発足。
• - 1967年（昭和42年）：谷山市が鹿児島市に編入されたことで、管轄区域の一部が谷山警察署（現在の鹿児島南警察署）に移管。
• - 1971年（昭和46年）：鹿児島西警察署の新設に伴い、管轄区域を分割。同時に、鹿児島県鹿児島中央警察署に改称。
• - 1978年（昭和53年）9月3日：交通取締りに反発した暴走族による襲撃事件が発生。本署や派出所が投石により被害を受ける。

組織

警察署の組織は以下の通りです。

• - 署長
• - 副署長
• - 会計官
• - 天文館対策官
• - 地域交通官
• - 刑事官
• - 警務課
• - 会計課
• - 生活安全課
• - 天文館・地域安全対策課
• - 地域課
• - 刑事第一課
• - 刑事第二課
• - 交通課
• - 警備課
• - 交番
• - 警察官駐在所

また、警備艇として「さくらじま」（21.00t）を保有しています。

管轄区域

鹿児島市のうち、鹿児島西警察署、鹿児島南警察署、南九州警察署の管轄区域を除く区域と、鹿児島郡（十島村及び三島村）の全域を管轄します。鹿児島市内の具体的な町丁については、桜島地域を除く区域が対象です。

参考文献

• - [南日本新聞]]『鹿児島市史 第五巻』鹿児島市長 森博幸、2015年。

[http://www.city.kagoshima.lg.jp/kikakuzaisei/kikaku/seisaku-s/shise/shokai/kagoshima-05.html

参照例規

• - 鹿児島県警察署設置条例（昭和29年鹿児島県条例第29号）
• - 交番、駐在所等の名称、位置及び所管区に関する規則（昭和39年鹿児島県公安委員会規則第3号）

外部リンク

• - 鹿児島中央警察署

鹿児島中央警察署は、地域住民の安全を守るために、日夜活動を続けています。

もう一度検索