鹿児島県道2号加世田日吉自転車道線

鹿児島県道2号加世田日吉自転車道線

鹿児島県道2号加世田日吉自転車道線は、鹿児島県南さつま市加世田を起点とし、日置市日吉町日置に至る全長24.1kmの一般県道です。通称「吹上浜サイクリングロード」や「吹上浜砂丘自転車道」とも呼ばれ、大規模自転車道整備事業の一環として整備されました。

概要

この自転車道は、吹上浜の防砂林の中を縦断するルートが中心ですが、吹上浜海浜公園内の一部区間も含まれています。具体的には、吹上砂丘入口から吹上浜サンセットブリッジを経て、県立南薩少年自然の家までの区間が県道に指定されています。さらに、日置市日吉町吉利の吉利駅跡から同市吹上町今田の薩摩湖駅跡付近までの区間は、かつて鹿児島交通枕崎線が走っていた線路跡を活用しています。

管理は鹿児島県が行っており、日置市内は鹿児島地域振興局、南さつま市内は南薩地域振興局が担当しています。道路標識は、県道の路線番号を示すものではありませんが、「とまれ」の補助標識として、地名とともに「加世田日吉自転車道線」と表示されています。

路線データ

始点: 鹿児島県南さつま市加世田
終点: 日置市日吉町日置
総距離: 24.1km
管理者: 鹿児島県

沿革

1984年（昭和59年）: 鹿児島交通枕崎線が全線廃止。
1987年（昭和62年）: 自転車専用道路として整備が開始。
1988年（昭和63年）3月28日: 鹿児島県告示586号により、加世田日吉自転車道線として県道に認定。
1993年（平成5年）: サンセットブリッジが完成。
2001年（平成13年）: 整備が完了。

沿線施設

吉利休憩所（吉利駅跡地）
かめまる館（サイクリングポート）
永吉休憩所（永吉駅跡地）
吹上浜公園
国民宿舎吹上砂丘荘（サイクリングポート）
薩摩湖
入来浜
南薩少年自然の家
吹上浜海浜公園

交差する道路

国道226号（南さつま市加世田小湊）
国道270号（日置市日吉町吉利）

通過する自治体

鹿児島県
日置市
南さつま市

特徴

このサイクリングロードの最大の特徴は、吹上浜の美しい自然を楽しみながら走れる点です。防砂林の中を抜けるルートは、木陰が涼しく、快適なサイクリングを提供します。また、旧鉄道の線路跡を利用した区間は、独特の雰囲気があり、サイクリングの楽しさをさらに引き立てます。

サンセットブリッジは、夕日の名所としても知られ、サイクリング中に美しい景色を堪能できます。

利用案内

注意点: 一部区間は一般道と交差するため、交通ルールを守り安全に走行してください。
その他: サイクリングポートや休憩所が設置されているので、適宜休憩を挟みながら楽しめます。

外部リンク

県道の路線認定一覧表 - 鹿児島県
鹿児島県 / 「吹上浜サイクリングロード」を紹介します
鹿児島県 / 吹上浜サイクリングロードマップが完成しました
吹上浜サイクリングロードマップ - 日置市
国土交通省道路局大規模自転車道紹介 - 一般県道加世田日吉自転車道線

このサイクリングロードは、自然を満喫しながら、歴史にも触れることができる、サイクリストにとって魅力的なルートです。

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