麻布台ヒルズ郵便局

麻布台ヒルズ郵便局

麻布台ヒルズ郵便局は、東京都港区麻布台に位置する郵便局です。2023年11月26日までは「麻布郵便局」という名称で、長年地域の方々に親しまれてきました。民営化以前は集配普通郵便局として機能していましたが、現在は集配業務を廃止しています。

歴史

麻布郵便局は、1872年に麻布郵便取扱所として開設されたことに始まります。その後、麻布郵便分局、東京麻布郵便支局などを経て、1906年に麻布郵便局に改称されました。2018年までは、旧日本郵政公社東京支社社屋である日本郵政グループ飯倉ビル内に設置されていました。

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業の開始に伴い、2018年11月にVORT神谷町Ⅱへ移転。その後、飯倉ビル跡地に建設された麻布台ヒルズ森JPタワーの完成を受け、2023年11月27日に森JPタワー4階へ移転し、現在の「麻布台ヒルズ郵便局」に名称を変更しました。

旧局舎（飯倉ビル）

麻布郵便局が2018年まで入居していた飯倉ビルは、歴史的にも重要な建物でした。この地は、徳川侯爵の私設図書館「南葵文庫」と稲葉氏の屋敷があった場所で、1930年に旧逓信省貯金局庁舎として竣工しました。アールデコ様式の柱が特徴的な建物は、地域のランドマークとして親しまれていました。

1943年から逓信省本省庁舎として使用され、1949年以降は郵政省本省庁舎となりました。麻布郵便局自体も、東京大空襲の影響で一時的に逓信省本省庁舎へ仮移転したことがあります。郵政省本省庁舎が移転した後も、飯倉ビルは「飯倉分館」として使用され、後に日本郵政公社東京支社が入居しました。2006年には、港区の「注意を要する未指定・未登録の文化財」に登録されましたが、2019年に解体され、その跡地に麻布台ヒルズ森JPタワーが建設されました。

サービス内容

麻布台ヒルズ郵便局では、以下のサービスを提供しています。

郵便、印紙、ゆうパック、内容証明
貯金、為替、振替、振込、国債、投資信託
生命保険、バイク自賠責保険、自動車保険、がん保険、引受条件緩和型医療保険
ゆうちょ銀行ATM

アクセス

麻布台ヒルズ郵便局へは、以下の交通機関を利用できます。

東京メトロ日比谷線 神谷町駅、南北線 六本木一丁目駅より徒歩約8分
東京メトロ南北線、都営大江戸線 麻布十番駅から徒歩約11分
都営バス 麻布台ヒルズ停留所下車
首都高環状線 飯倉出入口から東へ約500m

麻布台ヒルズ郵便局は、麻布台ヒルズを訪れる人々にとって、便利なサービスを提供するだけでなく、地域の歴史を伝える存在でもあります。

周辺施設

外務省飯倉公館
在日ロシア連邦大使館
* 国道1号

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