鼎駅

鼎駅について

鼎駅（かなええき）は、長野県飯田市鼎中平に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、かつては相対式ホーム2面2線でしたが、現在は使用されていないホームと撤去された線路が残っています。

飯田駅が管理する無人駅であり、2013年3月までは東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅でした。当時はJR全線きっぷうりばも設置されていましたが、現在は廃止されています。また、かつては駅構内に立ち食いそば屋がありましたが、こちらも撤去されています。

歴史

鼎駅は1926年（大正15年）12月17日に、伊那電気鉄道の伊那八幡 - 飯田間延伸時に開設されました。当初は一般駅として開業し、その後1943年（昭和18年）8月1日に伊那電気鉄道線が国有化され、鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅となりました。

1971年（昭和46年）12月1日には貨物取扱が廃止され、旅客駅化されました。1978年（昭和53年）10月には旧下りホームの使用が停止され、1984年（昭和59年）2月24日には業務委託駅となりました。その後、1985年（昭和60年）3月14日には荷物扱いが廃止されました。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となり、2013年（平成25年）4月1日に窓口が廃止され、無人駅となりました。

入場券とお守り

鼎駅は、「願いをかなえる」という語呂から、入場券がお守りとして人気を集めていました。かつては硬券が販売されていましたが、現在はマルス端末発行の入場券となっています。窓口があった頃は、購入時に「合格」や「夢」などのスタンプを押して、紙袋に入れて提供していました。

しかし、2013年4月1日の無人駅化に伴い、入場券の販売は終了しました。その後、2017年からは飯田駅で受験シーズンに限り、鼎駅 - 桜町駅の乗車券購入者に対して特製台紙が配布されています。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

鼎駅前バス停（信南交通）
飯田市鼎自治振興センター
健和会病院
長野県飯田OIDE長姫高等学校
長野県下伊那農業高等学校
飯田市立鼎小学校
飯田市立鼎中学校
キラヤ鼎店
飯田市立鼎図書館
アピタ飯田店
飯田市立病院

隣の駅

JR飯田線

下山村駅 - 鼎駅 - 切石駅

参考資料

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
* 鼎町

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