1982 FNS歌謡祭

1982 FNS歌謡祭：華麗なる音楽の競演と時代を彩った名曲たち

1982年、日本の音楽シーンを彩った数々のスターたちが集結した『1982 FNS歌謡祭』。このイベントは、12月7日に中野サンプラザで開催された「発表！FNS歌謡祭'82優秀賞」と、12月21日に日本武道館で開催された「決定！FNS歌謡祭'82グランプリ」の2部構成で、フジテレビ系列で生放送されました。

司会は芳村真理と露木茂アナウンサーが務め、視聴者を魅了する華やかなステージが繰り広げられました。

注目の受賞者と名曲の数々

この年のFNS歌謡祭では、数々の賞が贈られました。その受賞者と楽曲は、日本の音楽史に輝く名曲ばかりです。

グランプリ（大賞）： 松田聖子「野ばらのエチュード」
この曲は、松田聖子の代表曲の一つであり、その美しく切ないメロディーと聖子の歌唱力で、多くの人々の心を掴みました。
最優秀歌唱賞： 五木ひろし「契り」
五木ひろしの情感豊かな歌声と、心に響く歌詞が評価され、最優秀歌唱賞を受賞しました。
最優秀新人賞： シブがき隊「100%…SOかもね!」
アイドルグループとして人気を博したシブがき隊。この曲は、彼らの代表曲の一つとなり、若者を中心に大きな支持を集めました。
最優秀ヒット賞： 岩崎宏美「聖母たちのララバイ」
岩崎宏美の透き通るような歌声と、感動的なメロディーが、多くのリスナーの共感を呼びました。
* 最優秀視聴者賞： 細川たかし「北酒場」
演歌界のスター、細川たかしの代表曲の一つ。この曲は、多くの人々の心に響き、視聴者賞に輝きました。

グランプリ候補、優秀新人賞候補にも豪華アーティストが名を連ねる

グランプリ候補には、河合奈保子「けんかをやめて」、田原俊彦「誘惑スレスレ」、森昌子「立待岬」、西城秀樹「聖・少女」、岩崎宏美「聖母たちのララバイ」、沢田研二「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」、大橋純子、細川たかし、近藤真彦、研ナオコ、五木ひろし、柏原芳恵など、そうそうたるメンバーが名を連ねました。

また、最優秀新人賞候補には、中森明菜「少女A」、堀ちえみ「とまどいの週末」、石川秀美「ゆ・れ・て湘南」、小泉今日子「ひとり街角」、早見優「アンサーソングは哀愁」、尾形大作「ひとりごと」、松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」など、後の音楽シーンを担うであろうフレッシュな顔ぶれが揃っていました。

さらに、作詞賞に松本隆、作曲賞に井上大輔、編曲賞に松任谷正隆と、そうそうたる音楽クリエイター陣もこの歌謡祭を彩りました。

スタッフ・制作陣

番組の制作には、数多くのスタッフが携わっています。構成、音楽、指揮、演奏、技術、美術、演出、制作など、それぞれの分野のプロフェッショナルたちが力を合わせ、素晴らしい番組を作り上げました。

この『1982 FNS歌謡祭』は、1980年代の日本の音楽シーンを象徴するイベントの一つであり、豪華な出演者と素晴らしい音楽の数々が、多くの視聴者の記憶に刻まれています。番組を支えたスタッフ、そして素晴らしい音楽を届けてくれたアーティストたちに改めて感謝を述べたいと思います。

もう一度検索