1982年ウィンブルドン選手権

1982年ウィンブルドン選手権の概要

1982年ウィンブルドン選手権は、イギリス・ロンドン郊外に位置するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブで、6月21日から7月4日までの期間にわたり開催されました。この伝統的な大会は、世界中のテニスファンに愛され続けており、特にその舞台となるウィンブルドンの独特の雰囲気が魅力を放っています。

大会の流れ

この年の男子シングルスは、128名の選手が参加し、7回戦制で行われました。女子シングルスは96名の選手による7回戦制で、特に注目すべきは16名のシード選手を含む上位32名が1回戦を不戦勝として免除されることでした。これにより、女子シングルスのシード選手は2回戦からの参戦となり、彼女たちが初戦で敗退する場合は「2回戦＝初戦」と表記されます。

男子ダブルス決勝は、特別にこの年だけ最大3セットマッチで行われ、試合の展開に新たな緊張感をもたらしました。

シード選手の一覧

男子シングルス

• - ジョン・マッケンロー（準優勝）
• - ジミー・コナーズ（優勝、8年ぶり2度目）
• - ビタス・ゲルレイティス（ベスト8）
• - サンディ・マイヤー（3回戦）
• - ヨハン・クリーク（ベスト8）
• - ブライアン・ティーチャー（ベスト8）
• - 他、多数

女子シングルス

• - マルチナ・ナブラチロワ（優勝、3年ぶり3度目）
• - クリス・エバート・ロイド（準優勝）
• - ビリー・ジーン・キング（ベスト4）
• - 他、多数

大会の経過

男子シングルス準々決勝

• - ジョン・マッケンロー vs. ヨハン・クリーク 4-6, 6-2, 7-5, 6-3
• - ジミー・コナーズ vs. ジーン・マイヤー 6-1, 6-2, 7-6
• - マーク・エドモンドソン vs. ビタス・ゲルレイティス 7-6, 3-6, 6-4, 6-3

女子シングルス準々決勝

• - マルチナ・ナブラチロワ vs. ジョアン・ラッセル 6-3, 6-4
• - クリス・エバート・ロイド vs. バーバラ・ポッター 6-2, 6-1

決勝戦の結果

• - 男子シングルス: ジミー・コナーズ vs. ジョン・マッケンロー 3-6, 6-3, 6-7, 7-6, 6-4
• - 女子シングルス: マルチナ・ナブラチロワ vs. クリス・エバート・ロイド 6-1, 3-6, 6-2
• - 男子ダブルス: ピーター・マクナマラ＆ポール・マクナミー vs. ジョン・マッケンロー＆ピーター・フレミング 6-3, 6-2
• - 女子ダブルス: マルチナ・ナブラチロワ＆パム・シュライバー vs. キャシー・ジョーダン＆アン・スミス 6-4, 6-1
• - 混合ダブルス: ケビン・カレン＆アン・スミス vs. ジョン・ロイド＆ウェンディ・ターンブル 2-6, 6-3, 7-5

この大会は、一流の選手たちの素晴らしいプレーと、テニス界における名勝負の連続が特長でした。特にジミー・コナーズとジョン・マッケンローの男子シングルス決勝は、多くのファンにとって記憶に残る試合となりました。

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